高校1学年の今年最終の仏参講師は、英語科の森本先生。
森本先生は、高1学年の教科担当でもあり、生徒指導部長として毎朝校門で登校指導にあたっておられます。
今朝の仏参では、顧問をされているハンドボール部の、ある卒業生のお話をされました。
その生徒は、左腕がないのにもかかわらず「ハンドボールをやりたい」と申し出て、右腕一本で練習を始めました。
森本先生も、最初のうちは本当に続けられるのか、試合には出られるのか、といろいろ心配されたそうです。
ところが結果的には、彼の存在がクラブ全体の雰囲気を引き締め、彼自身も三年生最後の試合に見事2本のシュートを決め、特別表彰をされたということでした。
森本先生は、その生徒から、ご自分も改めて「やればできる」という気持ちの大切さを教えられたとお話されました。
生徒諸君の口癖で「無理!」という言葉をよく耳にします。
そういう姿を見ると、自分自身で可能性を閉じてしまっているのに……と悲しくなります。
「無理」と口にしそうになったときに、今日のお話を思い出して、「でももうちょっと頑張ってみよう」と思ってくれれば嬉しいです。