本日は報恩講が行われました。
法話は牧野光博先生でした。
先生はまず、仏教は死後お世話になる宗教ではなく、今生きている者のためにあるのだとおっしゃいました。
そのような仏教の教えは「聴く宗教」であるということでした。
「聴く」とは仏の教えをただひたすらに聴かせていただき、それにより仏様の世界を知るということです。しかし、仏様の世界を知ることはとても難しいことです。では自分の知らない世界を知るためにはどうしたらよいのでしょうか。先生はTV番組や落語などの話を例に挙げながら、自分の知らない世界を知るためにはその世界を知っている人、つまり多くの知識や経験を持っている人、仏教で言うならばお釈迦様や親鸞聖人の教えを聴く必要があるということをわかりやすく説明してくださいました。
先生は、自分の見るもの、考えることのみが正しいと思い込むのではなく、色々な人の話を聴き、それによりその世界を知らなかった自分に気づくことで自分の世界を広げていってほしいとおっしゃっていました。
皆さんも人の話をしっかりと聴く姿勢というものを今一度見直し、多くの物事を吸収できる人を目指しましょう。