11月30日(水) 松田先生
本日の仏参は3組副担任の松田先生でした。「高校生が身につけるべき事」についてお話をされました。…昨年はこの機会がなかったので,久しぶりです。情報の授業で「プレゼンテーションのやり方」を教えていますが,不安や緊張という君たちの気持ちを今,実感しています。
君たち高校生が身につけるべきことは「自律」である。「自立」ではない。それは「他からの影響を受けずに,自分の信念を貫けるようにコントロールできるか」ということと言えるかも知れない。しかしこれが難しい。自分の思いとは異なる現象や言動で,気がそがれたり,気が変わったりすることは多いと思われる。
例えば「身だしなみ」について考えて欲しい。「規則をみずからの意思で守る」ということが自律である。「守らされている」となるのは,他からの影響を受けているに過ぎないのではないか。注意されて直す時点でもうそれは自律ではなくなっている。
また人から言われて『かちんとくること』ないですか。「なんや今の言い方は?」と言い返した時点で,自律ではなくなっているのですよ。
とはいえ,そういう私も高校時代,担任の先生から進路相談の
とき,「君はすぐ『かっかする』ところがあるが,そんな君が教師になれるかな?『メリーさんの羊』の歌でも歌って『少し間を取って対応する』のがよいのでは?」とアドバイスを受けたことがあります。このことは今でも,にこにこ笑いながら実践させてもらっている。
そして自らの意思で,積極的に物事に立ち向かうことで,さまざまな難局を乗り越えていけるのではないか。自らの姿勢が自律を創るのではないだろうか。