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仏参風景「鈴木先生」 2017年02月15日(水)10時59分

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 本日の仏参は9組副担任の鈴木先生でした。
「頑張るとは何か」という意味について話をされました。
まず,はじめに「一年間で緊張をするときは2回ある。それはこの仏参のひとときと胃の検査のための胃カメラを飲むとき」といって,和ませて下さいました。
さて,私は生物の教師ですが,本当は車好きだった私は,工学部へ行くつもりでした。しかし,高校時代理科は好きだったけど,物理などはどちらかというと苦手でした。そんな中,影響を与えてくれた先生が,なんと奇しくも私と同じ名前の鈴木先生でした。化学を教えてくださった先生です。黒板にぎっしりと実験器具の名前を書き,化学反応はすべて色で覚えさせるというすごい先生でした。そんな影響もあってか,「化学がやりたい」という思いを持ち,その方面の大学を目指した。しかし,うまくいくことばかりでもなく,浪人経験を経て生物と化学が両方できる学科のある大学へ入りました。
 大学では食品科学の研究などにも興味がありましたが,専門的には非常に人気の高い生物学の研究室を選びました。そこへ入るときも定員数が決まっているので,誰かが折れなければそこに入れません。「ぼくは生物学がやりたいんや。」この熱意が最終的にみんなにも通じて,その研究室に入ることができました。しかし入った研究室にはものすごく厳しい先輩と先生がおられて,「生物学とは一体どんなものか」を教えて下さいました。今になってもまだまだ「なるほど生物とはこういうものかと,わかり,実感できることもある」ということでした。
このように思いがあっても困難があり,すぐにうまくいくことばかりではないのですが,「やるべきことを続ける」とか「思いを貫く」とかそういう頑張りがないと夢が実現できないのだというお話でした。皆さんも紆余曲折を経てやりたいことを見つけ,それを実現していって下さい。