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仏参風景「大竹 章和さん」 2017年02月22日(水)11時30分

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2月22日(水) 大竹 章和さん(西本願寺)
 本日の仏参は西本願寺から来られた大竹さんでした。ご自身の高校時代の思い出と阿弥陀様の存在について話をされました。
…高校時代はラグビーで有名な啓光学園に通学し,野球部に入っていました。「毎朝が苦痛だったことを思い出す。」とのこと。
授業は毎日8時限目まであり,それから野球の練習を行い,帰宅は22~23時頃だったと思う。野球部の監督は厳しく,怖い存在であった。
「レギュラーになりたい,試合に出たい。」という思いを持って,練習に参加していた。しかし,それはかなわず,後輩が試合に出るようにすらなっていった。こうなると特に一人になったときには「しんどい」,「なぜ認めてくれない」,「…」との重苦しい気分になっていった。悩みとはこのようなものではないかと考える。
皆様のような高校生なら,具体的には進路,部活,友人関係などの悩みが多いのでは?そして多くの人は,その悩みを人に相談できないものではないかと思う。そしてその悩みは,学校の試験のように模範解答がないものでもある。だから厄介だ。
ところが阿弥陀様がこのような悩みを持っている者に,いつも寄り添っておられるということを知った。阿弥陀様とは悩んでいる自分と共に在り,想っていただいている存在なのである。もし自分が高校時代に阿弥陀様の存在を知ることができていれば,このような苦しみもなく,もっと平穏に生きられただろうと思う。今一度,「阿弥陀様の存在とは何か」ということを考えてみてください。

最後に学年主任の村上先生は「今年度の仏参をこれでしめくくりたいと思います。」と結ばれました。