2019年最初の仏参が行われました。
講師は,燧土副校長先生でした。
燧土先生は,上所重助(かみところ じゅうすけ)さんの
「おかげさま」という詩を紹介されました。
そこから,人は一人で生きているのではなく,
他の人と一緒に生きているのであり,
「おかげさま」という心が大切だとお話されました。
その詩を以下に掲載します。
もう一度,「おかげさま」について考えてみましょう。
「おかげさま」 上所重助
夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい