今日は8組担任中森先生からお話をうかがった。
「今できることについて優先順位をつけて実行する。ただしその責任は自分で負う」
今日は後期一番はじめの仏参です。今日は自分と向き合う大切さをお話ししようと思います。
人間は生きていく上で沢山やることがあります。そのやることに「優先順位」をつけないと生活はできません。早くやらなければいけないものをずっと放っておけば、遅れるだけで自分も周囲にも迷惑がかかることになります。「人生は選択の連続」ということですが、その選択には責任がついて回ります。
一例を挙げましょう。放課後「勉強」「クラブ」「スマホ」という選択肢があります。「勉強」に力を注ぐと学力が伸びます。「クラブ」に力を注ぐと、自分の体力や喜びだけでなくクラブ全体、学校全体に喜びをもたらすことができるでしょう。「スマホ」で動画サイトばかりみて遊んでいると、「睡眠時間」や「成績」に悪影響を与えてしまいます。
武田信玄という武将がいます。「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」と言ったそうです。私たちは寿命を削りながら生きています。いつ終わるかわからない自分のいのちです。親鸞聖人は得度を受ける際「明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」と一首読まれています。夜半に得度をされるようであったから、戒を授ける人から「お昼に得度受けられたら…」と言われたのでした。しかし聖人は「今満開の桜も、夜中の嵐で散ってしまうかもしれません。今夜無常の嵐がやってくると、今夜死ななくてはなりません。つまり明日という日はないのです」と言って、得度を希望されたといいます。
私たちの人生。今できること見極めましょう。やるべきことの優先順位をつけ選択し、責任を持って自分を歩んでいきましょう。
さて、みなさんは何を感じたのだろう。中森先生のお話にもあったように、優先順位をつけて日々の生活を営んでいるであろうか。前期考査前の生活を振り返る。また考査の結果から学ぶべきことは多々あるのではないだろうか。
今日の中森先生の話をじっくり味わって欲しい。