今日は6組、7組副担任の西川先生からお話をうかがった。
「情報の真偽を確かめよう。そして相手を思いやる気持ちを持ってコミュニケーションをはかろう」
インターネットがみんなが利用するようになりわずか20年。情報は自分の雑誌や新聞などから得ていた時代から、インターネット上を探し回る時代になりました。みなさんはスマホを媒体として、SNSでやりとりをしたり、電話などで連絡をとっていますね。通信手段も大きく変わり、我々のような「家の電話」からスマホに変わりました。我々が高校生の時代、友だちの家や彼氏、彼女の家に電話をかけるときはハラハラしたものです。本人が出てくれるよりお父さんやお母さんが出られる。とても緊張をしていたことを思い出します。
さて新聞を読んでいると、コミュニケーションのことが書かれている記事を目にしました。内容は次のようなものです。
中国人と日本人サラリーマンが会社で会話をしていました。エレベータにのり、その続きの会話を中国人は大きな声でやったのです。日本人は「この話はエレベータを降りてから…」と遠慮がちに言ったそうです。エレベータを降りてから中国人は、「なぜ会話を止めるの? 最大限に貴方へ配慮をしたのに…」。日本人は「なぜ貴方が大声で話すのか理解できない。エレベータ内では、他の人を配慮したのに…」。どちらも配慮しているのですが、中国人は目の前の相手に配慮する。日本人は、その他大勢を配慮する。文化の違いですね。お互いに配慮し合っているのです。
我々が高校生時代、情報は「なかなか手に入らないし、手に入いるのが遅かった」のです。みなさんは「沢山の情報があり、それを探し出して早く自分のものにする」という生活を送っています。しかしその情報が「正しいものか」「間違っているものか」を判断する力がなくてはなりません。
情報の真偽を確かめ、そして相手を思いやる気持ちを持ってコミュニケーションをはかっていって欲しいと思います。
さて、みなさんは何を感じたのだろう。西川先生のお話になった「他人への配慮」「情報の真偽」を忘れてはいないだろうか。情報科の授業で学習をしているはずだが、実践でき
ているか否かを考えて欲しい。くだらないSNSでのやりとりからのトラブルは、もう卒業しようではないか。西川先生の話をじっくりと味わって欲しい。