本日,中学・高1・高2学年が講堂に集まり,涅槃会が行われました。
浄土真宗本願寺派布教使の藤澤彰祐先生よりお話しいただきました。
お釈迦様の弟子にシュローナ(ソーナ)という人がいました。
彼はほとんど歩いたことがなく,足に毛が生えるほどだったそうです。
お釈迦様に出会ったのちは頑張って足から血が出るほど修行しましたが,悟りには至ることができませんでした。
お釈迦様はシュローナに,頑張りすぎても怠けてもいけないこと,自分に合った程よい努力をすることの大切さを説かれました。
私たちはしばしば人と自分を比べます。それによって自分を傷つけたり苦しめたりしてしまうことがしばしばです。
他人と自分を比べることは成長には必要かもしれませんが,ちっぽけなものさしで自分の命をはかってはいけません。
御仏はもっと大きな見地から,皆さんの命を見てくださっていますよ,という先生の言葉に励まされた人も多かったのではないでしょうか。
今日のお話をきっかけに,自分の価値観を見直してみましょう。