本日の仏参は、2組担任宗教科の楠先生のお話でした。
冒頭、入学式から約2ヶ月経ったことを話され、学校生活にも慣れてきた頃ですが、良い慣れになっていますかと、問いかけられました。
良い慣れであればいいのですが、慣れてきたことが逆に心の隙となり、様々な油断に繋がらないようにしてもらいたい。
そこで、本日は「人のために-先意承問-」というテーマでお話をされました。
先意承問の意味は、「先に相手の気持ちを察してその思いを受け取る」です。相手の気持ち、人のためにできることはどんなことなのでしょう。
楠先生の経験したことをお話いただき、最後に仏教には決して財産が無くても「人のために」出来ることがあると説く、「無財の七施」を紹介して頂きました。
【無財の七施】
1.人に対し、やさしい眼差しで接すること。
2.にこやかな顔で接すること。
3.やさしい言葉で接すること。
4.自分の身体で出来ることを奉仕すること。荷物を持ってあげること
5.思いやりの心を持って相手に接すること。
6.相手に席や場所をゆずること。
7.心安らぐ場所を提供し、来客をあたたかく迎えること。
慣れから人との関係が雑にならないように、人との関係を大切にするためにも、日常の中で「やさしさ」の実践を心がけて過ごしてしてもらえたらと思います。