本日は年内最後の講堂仏参でした。
本願寺から,講師として布教使の正規一宣さんが来校してくださり,法話を聴かせてくださいました。
阿弥陀仏はどんな仏様でしょうか。それは「誰一人取り残さない」仏様です。
阿弥陀仏は「あれをしなさい,これをしなさい」とは決して言いません。言えば,それができない人は取り残されてしまいます。
どんな人も,ありのままの姿で認めてくださる。
人々が,大なり小なり生きにくさを感じているこの時代において,それはどれほどありがたいことでしょうか。
皆さんも,自分と周囲の違いに疎外感を感じたり,その場にうまくなじめないとき,苦しんだ経験があるのではないでしょうか。
そんなとき,自分が誰かに「そのままでいいんだよ」と認めてもらえたら,それは大きな救いになります。
私たちは今,SDGsという世界の課題について学んでいます。その解決にあたっては,ただ経済問題・環境問題に取り組むだけではなく,多様な文化に対する理解や寛容な心が大切です。
阿弥陀仏のように,私たちも少しでも広い心を持って,他人を認められるようにしたいものですね。