本日は講堂にて報恩講が行われました。
報恩講は,宗祖親鸞聖人の御命日前後に行われる法要です。
浄土真宗本願寺派布教使の朝山大俊先生よりお話いただきました。
親鸞聖人のお生まれになった時代は,平安時代末期です。
政治の混乱や飢饉,戦乱に命を脅かされる時代に一生を過ごされました。
「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」と親鸞聖人は弟子に説かれました。
人は,ときには時代や環境によってどんな行いもしてしまう可能性があります。私たちは,決していつも強く正しくいられるわけではないのです。
朝山先生は,「歴史を学ぶということは,ただ年代やできごとを覚えるのではありません」と皆さんに呼びかけました。
親鸞聖人の過ごされた時代背景や,そこから生み出された様々なお言葉に,私たちは大切なことを学ぶことができます。
皆さんは今,どんな時代に生きているでしょうか。そしてこれからどんな時代を迎えるのでしょうか。
今日のお話を受けて,考えてもらいたいと思います。