今週の仏参は12組担任の古川先生のお話でした。
2023年1月24日の大雪の影響で立ち往生した列車に自分を含めた乗客が長時間,閉じ込められる状態になったときのお話をされました。
列車が止まったのは,午後7時半頃,そこから7時間以上停車していました。列車の中では,体調を崩す人も出てきたり,罵声を浴びせる人も出て来たそうです。先生のお話から,列車内の非常に緊迫した状態が伝わってきました。
このような状態の中,座席を譲りたいけれど誰に譲ればいいのか考えているうちに時間が経過し,座席を譲ったのはずいぶん後になってしまった自分。
結局,深夜になって最寄り駅まで線路上を歩き,たまたま同じ電車に乗っていた知人を車で迎えに来たご家族に自宅まで送っていただいたそうです。しかも,その知人は自分で翌日のことを考え列車に残る判断をしたので,その迎えの車には乗っていなかったそうです。知人を迎えに来たはずのご家族は,他人の自分を自宅まで送り届けたのです。
「様々な場面で,他人を思いやる心を持ってください」と教えてくださいました。