本日の仏参の法話は、5組担任の若宮先生のお話でした。
「おかれた境遇を受け入れて生きていくということ」をテーマに先生が以前勤められていた学校のことを例に出され、お話ししてくださいました。
先生が以前勤められていた学校は、多国籍の生徒が共に学ぶ学校で、韓国籍の兄弟は、自分ではどうしようもできない「国籍」という問題を、始めは受け入れられなかったけれど徐々に受け入れるようになっていきました。自分では変えられない状況から逃げるのではなく、まずは受けとめ、その中で個性を磨き、自分を作っていく。そういう姿を先生はそばで見ておられました。
自分では頑張っても変えられない境遇というものは誰にでもあります。しかし、それを嘆いているだけでなく、そこでどう行動していくのかということを考えないといけない。難しいことですが、目を背けず立ち向かっていきたいですね。