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9月11日(水)仏参 2024年09月11日(水)17時20分

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 平安奉職5年、教員生活40年の7組担任の田栗和典先生は、こういう生徒になって卒業してほしいとの思いを話されました。

 平安には、「自己制限」「固定観念」を持った生徒が多い。もう少し具体的に言うと、自分を自分で決めつけてしまって変わろうとしない。英語は苦手と決めつけている。やってもできない。だからやらない。でも、ほんとうにそれはやってきたのかな? 負のスパイラルに陥ってしまっている。

 鳥取の田舎出身の田栗先生は、周りに外国人の方がおらず、英語の必要性をあまり感じなかったそうです。しかし中学2年の時に観た、外国に住む日本人家族の様子のテレビの内容から、こんな生活がしたい、と思い、中1からの英語の教科書をやり直されました。そこで一つの過ちをしたとおっしゃいました。自分の解らないところを先生に質問しなかったことです。そのことで、テストで80%以上の得点率は取れるようになったけれども、それ以上は取れなかったそうです。
 でも、できなくてもやり続けることで点数は取れるようになった。やってもできないではなく、やればできる。固定観念を取り払うことはとても大切。学校全体としてそのように取り組みができれば、正のスパイラルになる。ぜひともそうなってほしい。

 廊下を歩いていると君たちはあいさつをしてくれる。周りの状況を判断してできているから、あいさつができる。それができている学年、それができている学校であれば、部活動の結果も違ってくる。あいさつができる学年にしましょう。練習するときは、常に相手がいることを想定してできているかどうか。練習の質が上がっていく。と話されました。

 最後に、「大変」な高校生活を送ってほしい。「大変」とは大きく(良い方向に)変わること。希望いっぱいの高校生活を送ってほしい。と結ばれました。

 高1の2学期が始まったところです。今後、固定観念を取っ払った、「大変」な高校生活を送っていきましょう。