本日の仏参は、宗教科の楠先生からのお話でした。
去年の京都マラソンにおいて
異なる宗教の人同士がタスキをつなぐという取り組みがあったそうです。
マラソンというスポーツを通じて、感動を共有し、
異なる者同士が互いを理解することができる。
続けて楠先生はおっしゃいました。
親鸞聖人のお書きになった教行信証の中に
「月をさす指を見る」というお言葉があります。
指ばかり見て、肝心の月を見ていないと言うこと。
これは、相手の言葉に一喜一憂するばかりで、
相手の伝えたい気持ち・思いになかなか気づけないことを
たとえたお話であるそうです。
相手を理解するためには、言葉の奥の真意に気づくことが大切なのです。
今、本校の高1学年にはハワイのPBAから留学生が来ています。
生まれた国や言語、文化は異なっていますが、
だからこそ、違いの奥にある、本当の気持ちを理解する
そんな機会を大切にしていきたいですね。