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11月18日(水)仏参 2015年11月18日(水)09時34分

本日の講師は12組担任の岩井亮太先生でした。
岩井先生は、まず最初に一番伝えたいことである『自分の好きなことを究めましょう』という言葉を生徒達に投げかけました。
岩井先生が大学卒業後、サラリーマンとして社会人のスタートを切り、3ヶ月目で迎えた新人研修での出来事を、非常に面白くお話しいただきました。
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グループでのプレゼンテーションで、与えられたテーマは「売れ残った洗濯機をどのようにして売るか?・・・価格は1万、値引き交渉なし」というものです。
新入社員グループは一様に、「この洗濯機は静かで...とか便利で...」とか、似たり寄ったりの発表ばかりで、とても売れそうな内容ではありません。最後のグループの発表者だった岩井先生も、結局良いアイデアは浮かばず、仲間に「発表、ちょっとふざけていいか?」と了解を取って発表に向かいました。
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売れない洗濯機を前にして・・・
「この洗濯機は、ボタン一つで水が貯まります。」
「その中にマグロの稚魚を一匹放します。」
「塩を少々入れて3年間置きます。」
「3年経過と共に、大きな箱を用意します。」
「大きく育ったマグロが出てきました!」
「マグロ養殖機100万円で売り出します。」
マグロ1本300万円で売れるので、100万円で売り出しても十分に顧客は採算が取れる計算です。

最初は良いアイデアも思いつかず、みんなを面白がらせようという発想でしたが、それを見ていた社長には怒られるかと思ったら「アイデアが素晴らしい」と絶賛されたそうです。

商品を売るためには、何が必要なのか...それは他の商品との「差別化」であり、その商品にどのような「付加価値」があるのかが大切である。人間もまた同様である。
自分の好きなことをとことん究め、身につけたものは、人間としての付加価値でもあり、財産でもある。そういうものを持った人間が社会でも求められている。だからこそ皆さんには、『自分の好きなことをとことん究めて欲しい』という非常に明快で示唆に富んだ熱いメッセージでした。