2月1日(水) 上本 周作さん(本願寺)
本日の仏参は西本願寺から来られた上本さんでした。北海道の
ご出身で「おかげさま」と思える気持ちの大切さを話されました。
…私は3年前,大失恋をしました。年齢的に結婚を考えていただけに,ずたずたに心が引き裂かれるような思いをしました。とんでもなく落ち込んでいましたが,周りのひと,先輩や後輩が声を掛けてくれて,立ち直ることができました。そのきっかけになったのがフットサルというスポーツでした。ある日,練習を終えて帰ろうとしたときに,後輩の車がぶつけられていました。これがきっかけになったのです。クルマをぶつけた人の友人が私の妻となったのです。「こんな不思議な出会いがあるものか」と考えずにはいられません。
(・・・生徒達はそのいきさつを聞きたかったようですが時間の都合がありますので,詳細は省略されました。・・・)
今,君たちは高校1年生。入学後に多くの方に出会ったと思います。そしてこの時間は「南無阿弥陀仏」との出会いなのです。
一日…朝起きるとき,朝食のとき,電車やバスに乗ってくるとき,学校で,いろいろな場面で多くの出会いがあるのですが,それになかなか気づけないのです。しかしその出会いに気づかせてくださるのが阿弥陀様であり,そのお言葉が「南無阿弥陀仏」なのです。当たり前ではなく,おかげさまという気持ちを持って欲しいと思います。
本日の皆さんとの出会いに感謝したいと思います。
と締めくくられました。
(なお,出会いの話しの際には,生徒達から思わずご結婚を祝福する拍手がわき起こりました。)
そのことを受けて,最後に学年主任の村上先生が,「上本さんのご結婚を生徒達みんなとともに祝福できてよかったと思います。」
と述べられました。