今日から正式に朝の仏参が始まりました。校長の燧土先生がお話をされ、2015年にテレビドラマ化された『下町ロケット』を紹介されました。
そのモデルとされる植松努さん(植松電機代表取締役)は、カムイ式ロケットの研究をする傍ら、人の可能性を奪う言葉である「どうせ無理」という言葉を無くし、夢を諦めないことの大切さを伝える活動をされています。中学のときにロケットの仕事をすることを決めますが、学校の先生をはじめ、まわりから「お前なんかにできるわけがない」と理解されなかったそうです。
植松さんは、お母さんから「思いは招く」ということを教わりました。それは、思ったらそうなる(実現する)、夢は成し遂げられるということです。そして、おばあさんから「貯金するお金があったら、本を買いなさい。新しいものを生み出すんだよ。」と言われ、本屋に行っては飛行機の本を手に取った学生時代を過ごされました。そのことが、現在のロケット研究やロケット打ち上げに繋がったようです。
「どうせ無理」だと思った瞬間、そこで実現する可能性はゼロになるということ。無理と言う前に、まずはやってみることが大切だということを、燧土先生のお話から感じました。生徒たちもすぐに無理と諦めず、目の前にあることに挑戦、チャレンジしてもらいたいです。
最後に、燧土先生は、「相手を思いやり、棘(とげ)のある言葉葉でなく、やさしい言葉が飛び交う社会でありたいと願うことである。」と、本校の建学の精神のあり方をお話されました。