本日の仏参は、2組担任の山下先生のお話でした。
「値段のない世界」という内容で、山下先生が20年前にインドへ行かれ、当時旅行したときのことでした。その際、物を買うときに値段がなくて、値段がわからないことがあったそうです。今の日本のように商品をレジに持っていけばすぐに買えるのとは違い、インドでは「これいくら?」というところから会話が必要になってくる。物に値札がないため、外国人相手だと10倍、20倍、100倍くらいの値段を普通にふっかけてくるので、通貨が違うインドでは日本円にでいくらになるのかを計算しなければなりません。
そして、山下先生はあるお店でお土産を買ったときの失敗談を挙げられました。小さいインドの絵を高く買わされてしまい、物の値段の価値がわからず見抜けなかったそうです。「今の時代はお店に行けば値段が決まっているし、情報がたくさん流れている。それを信じてしまうのだけど、物を見る力というのが弱くなっている。」と指摘されました。
「本物を見抜く力というものをつけてほしい」と生徒たちへ強く主張されました。