今朝の仏参は、4組副担任(理科)の鈴木先生のお話でした。
鈴木先生はずっと悔いが残っていることがあり、それが今年ようやくわかったそうです。それは「もっと勉強していればよかった」ということです。鈴木先生は大学生のとき、将来研究への道へ進むか、企業で実験するかを考えておられました。しかし、教員一家で育ったこともあり、理科の教員免許も取得。教員になった先輩たちを見て、「教員はこういうべきやろ、それは違うやろ」と批判的にとらえ、そういう環境に育った鈴木先生は「いま教員への道を断ったらだめなんじゃないか」と考えはじめ、最終的に教員の道を進まれました。
現在、鈴木先生は大学の恩師と対等に話ができても、最後は負けて悔しい思いをする。恩師から「ノートを作れ」と言われてノートをまとめていても、理解がもう一歩足らなかった。「もっと勉強やっておけばよかった」と思われたそうです。
「失敗に関しては、いっぱい失敗してきた。失敗したらもう一回ゼロからできる。成功したら、次も成功しないければならないというすごいプレッシャーがある。次は絶対できる、失敗した方が勉強できる。」
「君らはこれから時間があります。これからの時間をどう生かすかは君ら次第です。もう一歩、もう半歩、ちょっとでいい、そのちょっとが絶対君らに返ってくる。だから続ける。悔いを残したらあかん。」と、生徒たちに伝えられました。