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朝の仏参 2018年01月31日(水)17時47分

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今朝の仏参は、本願寺派布教使の小笠原宣隆先生のお話でした。

小笠原先生は島根県出身で、島根大学出身の芸人であるブルゾンちえみさんを取り上げられました。その芸のなかで「35億、、、あと5千万」という台詞がありますがこの5億5千万という数字は、男性(恋愛対象・結婚対象)の数を意味しています。そこから、小笠原先生は次のような説明をされました。

「いのちっていつ頃誕生したのか。38億年前の海から誕生し、小さな微生物から進化を遂げ、いまの私たちまでいのちが続いているのです。その名残として、我々母体から生まれるとき、羊水と原始の海の海水の塩分濃度、ミネラルバランスは似通っているそうです。我々の体をかけめぐっている血液も海水と似ています。羊水という海に育まれ、この世に生を受け、血液という海水に似通ったものに支えられています」

次に小笠原先生は、公共広告機構(略してAC)の言葉を挙げられました。
「いのちは大切だ 
いのちを大切に 
そんなこと何千、何万回言われるよりも
あなたが大切だ 
誰かがそういってくれるだけでそれだけで生きてゆける」

この言葉を通しても、なかなか自分のことと思えない私たちがいます。そんな私たちにはたらいてくださるのが阿弥陀さまです。人間に生まれてよかったと思い、この私を大切だと思ってくれる阿弥陀さまのはたらきに支えられて生きていけたならば、どれだけ素晴らしいことかと、小笠原先生はおっしゃいました。

また、三帰依文の前にある言葉を紹介されました。「人身(にんじん)受け難(がた)し、今すでに受く。仏法聞き難(がた)し、今すでに聞く」とあり、人として生まれたことは尊いことであり、南無阿弥陀仏に出遇えることは大変稀なことだということです。今日のお話は笑いもありましたが、生徒たちはあらためていのちの大切さを考えた時間でした。