今日は宗祖降誕会。親鸞聖人のご生誕の日である。また本校の開校記念日でもある。高1は本山での行事となった。
前回の仏参時、前田先生からお話があったように、龍谷総合学園の生徒が全国から参拝に訪れていた。いつもは平安だけで余裕のある御影堂だったが、びっしり人で埋まった。音楽法要の後、御門主様からご挨拶があった。お忙しいのにもかかわらず、色々な行事のたびに顔を合わせてくださる。有難いことだ。
開校して143年。この間に多くのOB、OGが旅立っていき、各方面で活躍をしている。中には先の大戦に出征され、いのちを落とされたOBもいる。
現在ではフェンシングの太田さん。野球の炭谷さん。メイクの辻さん。能楽師の河村さん…。報道でみるOB、OGは数えればきりがない。しかし報道で取り上げられる人ばかりが活躍しているのではない。見えないところで、黒子のように活躍している先輩が大多数である。
君たちは将来「はたらく」ことになる。実存主義の立場の人で、「はたらく」とは「端(自分の周囲)を楽にすること」と言った人がいる。自分も、他人も、「生かされている」という自覚を持って日々過ごしたいものである。