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6月12日仏参 2019年06月12日(水)10時27分

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今日は2組担任小嶺先生からお話をうかがった。

 「自分で自分の限界を決めない。そして自分や周囲を向上させるために良い環境を作っていくこと」


 苦手なことは誰でもあります。私自身「運動」が小さい時から苦手でした。小学校へいってからも変わりません。何より「体育」という授業が入ってきて、苦手意識が一層強まりました。ある時、「苦手なこと」が「嫌なこと」へ変わりました。それはクラスメイトが「徒競走、小嶺といっしょや。最悪」と言った瞬間です。その場は笑顔で誤魔化したものの、とても悲しくなりました。その時から「運動が出来ない」という思いから「運動をあえてしない」というスタンスに自分の思いを変えたのです。つまりサボるようになったのです。消極的なふりをして、体育の授業に参加しませんでした。

 しかし当時の体育の先生は見逃しませんでした。成績は最低の評価がつきました。浅はかな自分は「体育委員になり、準備体操などをして成績を上げよう…」と考えました。やはり自分の思いは体育の先生に分かっていたのです。また成績は最低の評価となりました。

 そこで何がいけないのかを考えました。そう「一生懸命」が足りなかったことが分かったのです。「嫌いな体育」を一生懸命やったのです。体育の先生は、しっかり見てくださっていました。「小嶺、最近よく頑張ってるなあ…」という先生の一言。それはとても嬉しかったです。その後の成績は中の上の成績がつきました。みなさんは笑うかもしれません。でも一生懸命やったことが認められたこと。これほど嬉しいことはありません。

 蚤は籠の中に入れて育てると、その高さ程度しか飛べなくなると聞きました。そして籠の中から出しても、やはりその高さまでしか飛べないということです。本当はもっと飛べる力があるのに…。

 私たちは、自分で自分の限界を決めていないでしょうか。蚤の話で例えると、籠が自分の生きている環境です。ならば自分や周囲を向上させるために良い環境を作っていくことが大切ではないでしょうか。

 さて、みなさんは何を感じたのだろう。じっくりと小嶺先生の話を考える1日であって欲しい。