こんにちは。規則的な生活習慣で元気に過ごしていることと思います。
さて、臨時休校措置延長により新たな学習課題が11日(月)付で郵送されます。学習課題や連絡プリント等同封されていますので、よろしくお願いいたします。また、すでに配布され、提出を指示された学習課題・プリント等の返送・提出用レターパックも同封されていますので、指定された期日までに返送してください。
今、担任の先生方は課題等郵送の準備中です。期待?して待っていてください。
(閑話休題)
みなさんは何冊かの辞書を持っているでしょう。英和辞典・国語辞典・漢和辞典、学習用電子辞書、あるいはお家には百科事典などもあるでしょうか。ところで、みなさんは一日に何回くらい辞書を引くでしょうか。
なぜこんなことを言うか。それは「辞書を引く引かないは、勉強の状態のバロメーター」と、教えられた記憶があるからです。つまり、学習状態を調べる検査器機のようなものなのです。前回発信のmanabaで、己に克つ、すなわち「克己」と書きました。「克己」は少し耳慣れない言葉だと思いますが、調べてみようと思った人は、辞書の引けるタイプです。一方、「克己」に疑問を抱かなかった人は、辞書の引けないタイプかもしれません。辞書を引くということは、自分で疑問を抱いたり、問題発見をしたりして、まず自分で解こうとする姿勢にほかなりません。これはものを学ぶうえで最も大切な姿勢です。人から答えを与えてもらうのを待つ、教わったことを貯えるだけの姿勢とは大きな違いがあります。高校の勉強では予習がものをいいます。教わる前に自分で問題発見をし、辞書を片手に自分で解いていく。これぞ望ましい勉強の仕方なのです。「辞書を引く」とは、一行為を意味するところを越えて、学ぶ姿勢や方法を意味しているのです。
ところが、人というのは難しいもので、自分でやらなければならない、辞書を引けばいいとわかっていても、面倒だったり、後回しにしたりで、なかなか実行できないものです。克己、すなわち己に克たなければ、辞書も引けないし、日々の勉強もできない。自分に克たなければ、スポーツのトレーニングもできない。己に克つ、つまり自分を律する「克己心」「自律心」こそ、勉強やスポーツその他何事を為すにおいても最も大切なものではないでしょうか。