HEIAN BLOG 高1学年 BLOG

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朝の仏参 2017年12月06日(水)16時48分

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今朝の仏参は、4組副担任(理科)の鈴木先生のお話でした。

鈴木先生はずっと悔いが残っていることがあり、それが今年ようやくわかったそうです。それは「もっと勉強していればよかった」ということです。鈴木先生は大学生のとき、将来研究への道へ進むか、企業で実験するかを考えておられました。しかし、教員一家で育ったこともあり、理科の教員免許も取得。教員になった先輩たちを見て、「教員はこういうべきやろ、それは違うやろ」と批判的にとらえ、そういう環境に育った鈴木先生は「いま教員への道を断ったらだめなんじゃないか」と考えはじめ、最終的に教員の道を進まれました。

現在、鈴木先生は大学の恩師と対等に話ができても、最後は負けて悔しい思いをする。恩師から「ノートを作れ」と言われてノートをまとめていても、理解がもう一歩足らなかった。「もっと勉強やっておけばよかった」と思われたそうです。

「失敗に関しては、いっぱい失敗してきた。失敗したらもう一回ゼロからできる。成功したら、次も成功しないければならないというすごいプレッシャーがある。次は絶対できる、失敗した方が勉強できる。」

「君らはこれから時間があります。これからの時間をどう生かすかは君ら次第です。もう一歩、もう半歩、ちょっとでいい、そのちょっとが絶対君らに返ってくる。だから続ける。悔いを残したらあかん。」と、生徒たちに伝えられました。

サイエンスカフェ 2017年12月01日(金)19時00分

12月1日16:00より本校カフェテリアにて、龍谷大学から農学部の古本教授と岩堀教授にお越しいただきサイエンスカフェを行いました。

テーマは『カレーライスの真実』
古本教授からは『「食」の基本となる農作物の生命の仕組み』、
岩堀教授からは『「食」の基本となる農作物を育てる技術』
について、おもしろ楽しく行っていただきました。

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カレーはなぜ辛いのか、
とうがらしはなぜ赤いのか、
収穫量に線虫がどう関係しているのか、

『なぜ?』からスタートし、
とうがらしを分解してみたり、
カレーを食べ比べてみたり、
顕微鏡で線虫をのぞいてみたり、
とサイエンスカフェの名の通り、講義一辺倒ではなく、教授と生徒が談笑を交えながらの和気あいあいとした中、興味をくすぐり、興味から行動へとアクティブな活動となりました。

朝の仏参 2017年11月29日(水)13時19分

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今朝の仏参は、3組副担任(社会科)の池山先生のお話でした。

池山先生は、高校に入学したときに大きな問題にぶつかりました。その大きな問題というのが「部活選び」で、悩んだ末にクラスの友人の誘いで軽音学部へ入部。軽音学部とは、バンドを組んで楽器を演奏し、定期的にライブなどをする部活です。もともと音楽には興味がなかった池山先生でしたが、友人の勧めもあり、いろいろなCDを借りて聴いたそうです。入部して1ヶ月が経ったころ、池山先生はCDショップで1枚のメタルバンドのCDに出合われました。それは今まで聞いたことのない衝撃的な曲だったとのこと。そのことがきっかけとなり、ギターを弾きながら音楽漬けの3年間を過ごされました。

池山先生が生徒たちに一番伝えたかったことは、
高校生活3年間は、自分の経験したことのない新しいものとの出会いの場所であるということです。すでにさまざまなものに出会っていると思います。これからもそういうものを見つけていってほしい。たとえば、普段の授業のなかのなんとなく気になった単語だったり、本屋さんで何気なく手にとった本だったり。今まで出会ったことのないような新しい世界へのきっかけを是非みつけてほしい。」
ということです。

生徒たちが高校生活の間に、池山先生のような大きい出会いがあることを望むばかりです。

進路ガイダンス 2017年11月28日(火)17時12分

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SUT③終了後、選抜特進、一貫選抜を対象にベネッセコーポレーションの方から進路ガイダンスを行って頂きました。
 内容としては大学入試改革の流れを説明して頂き、英語の検定試験の重要性を教えてくださいました。
 また、一部の国公立大学の入試倍率をデータで示され、低倍率の国公立もあることから、諦めずに頑張って欲しいと仰っていました。
 最後に、確実に成績が上がる方法として絶対にして欲しい2つの行動は「定期テストを解き直す」「模擬試験を解き直す」であることを説明してくださりました。

 SUT③も終わり一息つきたい所ですが、必ず解き直しを行い、できなかった所の把握と、定着するまでの復習をして欲しいと思います。今回の進路ガイダンスでもありましたが、授業をいかに有効活用できるかが重要です。受け身な授業にならずに積極的な気持ちで授業に臨んで欲しいと思います。
 「まだあと2年間もある」と考えるか「あと2年間しかない」と考えるか。一日一日を大切に明日からの学校生活を頑張って欲しいと思います。

朝の仏参 2017年11月22日(水)10時49分

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今日の仏参は、2組副担任(社会科)の小嶺先生のお話でした。

運動や苦手だったという小嶺先生は、小学校の体育の時間に嫌な思いをして、体育は嫌なものになっていったそうです。そして、中学生になると他人(まわり)の眼を気にしてしまうようになり、体育や運動ができないことに対して恥ずかしいこと、かっこ悪いことだと思うようになりました。そんな中でとった姿勢は、次のようなものでした。

「たとえば、体育のドッチボールでは〝ボールをうけるか〟〝ボールがあたるか〟のどちらかしかない。できないと思われたくないので、最初からできないと思われたくないので、最初から外野にいて、適当にやって〝あえてやらないんだよ〟という姿勢でした」と、小嶺先生。

そうした姿勢をとっていたことで評価が悪くなり、次第に苦手なこと、嫌いなことから逃げて本当にいいのかと考えるようになったそうです。学校の先生になる夢を持っていた小嶺先生は、「学校の先生になりたいと思っている人間が、苦手だからとそれをやらなくていいのか。大人として社会人としてやっていけるのか」と考えはじめました。3年生からは体育でハードルや水泳など一所懸命取り組まれ、自分にとって満足のいく評価を得たとのこと。

後半では、畳や猫に寄生しているノミのお話もありました。1~2mの高さを飛ぶというノミは、たとえば20cmくらいの箱に入れておくとどうなるか。何度も飛ぶことで天井にぶつかり、その高さに慣れてしまう。その箱から出したとき、ノミは20cm以上飛べなくなっているというのです。これは私たち人間にも言えることで、小嶺先生は生徒たちに「自分「自分で自分自身の限界を決めるな」ということを伝えられました。

「自分で自分の限界を決めてしまうと、絶対にそれ以上にはいけないです。これからみなさんしんどいことがいっぱいあると思います。そのときに、自分はこれくらいしかできないと思わず、自分で自分の目標を高くもって頑張って欲しいと思います。」

と、最後に述べられました。今日のお話を通じて、生徒たちが自分の苦手なことから逃げず、それを乗り越えていく気持ちになってほしいです。

秋の人権学習 2017年11月20日(月)15時08分

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本日の5、6限は人権学習が行われました。
約80分のドキュメンタリーをみて感想を書きました。

異なる4つの地域の子どもたちが学校に向かう話。
日本に住む私たちであれば、そのような当たり前のことをどのようなドキュメンタリーにするのかと不思議に思うかもしれません。
しかし、今日のドキュメンタリーに登場した子どもたちの通学路は、決して私たちにとっての当たり前ではありませんでした。

通学路でゾウに襲われる、山道を四時間あるく…
学校に向かうだけで私たちには想像できないようなさまざまなトラブルが起きるのです。
それでも子どもたちが学校に向かう理由はただ1つ。
「学びたいから。」

このドキュメンタリーを見て生徒たちは何を受け取ったでしょうか。
「夜更かしをしてて、寝坊をしたので学校に遅刻しました。」
そのような生徒が減り、学ぶ意欲にあふれる生徒が増えると信じています。
自分たちにとっての「当たり前」とは何なのかということを、再確認することができた人権学習でした。

物故者追悼法要 2017年11月16日(木)15時14分

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5・6限は西本願寺の御影堂にて、物故者追悼法要が行われました。厳かな雰囲気の中、法要が始まりました。昨日仏参で練習した「み仏に抱かれて」の歌詞は彼ら彼女らにどのように響いたのでしょうか。今ここに生かされていることを再確認し、日々の生活を送ってほしいと思います。

朝の仏参 2017年11月15日(水)10時16分

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今朝の仏参は、音楽の前田先生の指導のもと、歌の練習が行われました。

明日は西本願寺で物故者追悼法要があり、高1生は午後から参列することになっています。それに向けた歌の練習で、まずは校歌と応援歌で声を出しました。続いて、当日歌われる「み仏にいだかれて」と「真宗宗歌」の2曲を練習しました。生徒たちは青い聖典を持ち、初めて聞くメロディーと歌詞に戸惑いもあったと思います。最後は「み仏にいだかれて」の歌詞のテロップが流され、限られた時間の中でしっかりと練習できました。

朝の仏参 2017年11月08日(水)13時39分

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今朝の仏参は、12組担任の古川先生のお話でした。

まわりから「竈消し(かまどけし)=家を潰す」と呼ばれながらも、りんご農家の木村秋則さんが初めて無農薬のりんご栽培を成功させたという内容でした。木村さんは無農薬でりんごが作れないかと思い立ち、本屋さんで福岡正信さんの『自然農法・われ一本の革命』という本に出合われ、無農薬のりんご栽培に挑戦されました。少しずつ農薬を減らしてみたところ、だんだんりんごの木は病気になり、狂い咲きをして、完全に収穫が見込めなくなりました。それは家庭にも大きな打撃となり、収入も減ってまわりからは「やめろやめろ」と言われ続けた木村さん。病気はどんどん悪化するばかりで、なかなか好転しない中、自分を追い詰めて山で死ぬことを考えたそうです。そんなとき、どんぐりのある場所でりんごの木を目の当たりにし、地面の土をヒントに雑草を育て始めました。木村さんは「地面(根っこ)をちゃんと育てないといけない」ということに気づかれ、その自然の力で地面を豊かにし、無農薬栽培を始めて実に8年という歳月をかけ、ようやく花や実が出て、台風にも負けないりんごの木を育てることに成功されました。

脳科学者の茂木健一郎さんが
「木村さんが発見したりんご本来の力を引き出すノウハウというのは、我々の生き方にもつながるのではないか。
我々はそのりんごであり、無農薬の生活かつ温室育ちで生きる力がなく、それをもう一回見つめなおして、本来の生きる力を取り戻さなければならない。木村さんのこの取り組みは、科学的にも価値があることである」
と述べられています。

古川先生は「この木村さんの生き方から、我々がいろいろ学べるのではないか」と主張されました。生徒たちが今日のお話を通じて木村さんの生き方を学び、自分たちの生き方に結びつけてくれたらと思うばかりです。

小論文模試 ~プログレスコース~ 2017年11月06日(月)14時38分

本日、6時間目のLHRにおいて小論文模試が実施されました。

テーマは「これまでの経験を通して学んだことについて」。
自分の考えを600字で書くことに苦戦している様子もちらほら見受けられました。

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今後、自分の考えを文章で表現するという機会はとても多くなってきます。
学年が上がるにつれてレポートでの課題や自分の進路に関わる書類の作成などが増えてきます。
そのような場面で自分の考えをしっかりとした文章にまとめ、読み手に伝えられるようになるためにも、これをきっかけにこれから「書く力」を意識して身につけていきましょう。