HEIAN BLOG 高1学年 BLOG

記事一覧

朝の仏参 2017年12月13日(水)13時14分

ファイル 800-1.jpg

今朝の仏参は、5組副担任(宗教科)の林先生のお話でした。

平安の日常の心得である「三つの大切」の内、言葉に関する内容でした。「突然ですが、〝あほ〟と〝ばか〟ではどちらの方に腹を立てますか」と生徒たちに質問され、関西人に調査したあるアンケートでは、8割が〝ばか〟と言われる方が腹立たしいと回答しているそうです。かつて都があった京都では、いろいろな言葉が生まれ、都を中心に広範囲に広まっていきました。〝ばか〟という言葉は京都で使われ、それが広範囲に広まったといいます。その後〝あほ〟という言葉が生まれたのですが、〝あほ〟は関西圏にしか広まらなかったそうです。

さらに、林先生の体験談のお話が続きました。
「友人A君とB君と3人で会話をしていたところ、関西出身のA君が関東出身のB君に対して〝あほちゃうか〟と言い放ち、その瞬間関東出身のB君は気分を悪くしました。その前に彼を弄っていたという流れもありますが、明らかにB君はその一言に気分を害したのです。ことばって本当に人を害してします。先月11月の言葉で〝自分を害さず、また他人を害しない言葉のみを語れ(『スッタニパータ』〟の言葉どおりの出来事でした。それ以降、私は人に対して〝あほ〟や〝ばか〟を使わないようにしています」

最後にもう一つ付け加えらたのが、〝死ね〟という言葉でした。小さい子たちが何気なく使っていますが、まるで命を軽視しているような言葉であり、重い言葉の一つだと述べられました。林先生は、「言葉を発するときは常に意識して、選んで使ったほしい」と、生徒たちに伝えられました。

今日のお話を通じて、生徒一人ひとりがあらためて言葉の大切さを考えてくれたらと思います。

性教育 ~妊娠・出産について~ 2017年12月11日(月)15時39分

ファイル 799-1.jpeg

本日のLHRは、産婦人科医である江川晴人先生によって妊娠・出産に関する講演が行われました。
思春期の真っ只中にいる生徒たちにとって、妊娠や出産の話は決して関係がない話ではありません。
実際、お話の中には高校生が妊娠した例もあがっていました。

生徒たちも真剣な表情で先生の話を聞いていました。
今回のお話で異性の見方が変わったり、それまでは知らなかった事実を知ることができたのではないでしょうか。
正しい知識を身につけ、正しく開けた将来に向かっていってほしいと思います。

朝の仏参 2017年12月06日(水)16時48分

ファイル 798-1.jpg

今朝の仏参は、4組副担任(理科)の鈴木先生のお話でした。

鈴木先生はずっと悔いが残っていることがあり、それが今年ようやくわかったそうです。それは「もっと勉強していればよかった」ということです。鈴木先生は大学生のとき、将来研究への道へ進むか、企業で実験するかを考えておられました。しかし、教員一家で育ったこともあり、理科の教員免許も取得。教員になった先輩たちを見て、「教員はこういうべきやろ、それは違うやろ」と批判的にとらえ、そういう環境に育った鈴木先生は「いま教員への道を断ったらだめなんじゃないか」と考えはじめ、最終的に教員の道を進まれました。

現在、鈴木先生は大学の恩師と対等に話ができても、最後は負けて悔しい思いをする。恩師から「ノートを作れ」と言われてノートをまとめていても、理解がもう一歩足らなかった。「もっと勉強やっておけばよかった」と思われたそうです。

「失敗に関しては、いっぱい失敗してきた。失敗したらもう一回ゼロからできる。成功したら、次も成功しないければならないというすごいプレッシャーがある。次は絶対できる、失敗した方が勉強できる。」

「君らはこれから時間があります。これからの時間をどう生かすかは君ら次第です。もう一歩、もう半歩、ちょっとでいい、そのちょっとが絶対君らに返ってくる。だから続ける。悔いを残したらあかん。」と、生徒たちに伝えられました。

サイエンスカフェ 2017年12月01日(金)19時00分

12月1日16:00より本校カフェテリアにて、龍谷大学から農学部の古本教授と岩堀教授にお越しいただきサイエンスカフェを行いました。

テーマは『カレーライスの真実』
古本教授からは『「食」の基本となる農作物の生命の仕組み』、
岩堀教授からは『「食」の基本となる農作物を育てる技術』
について、おもしろ楽しく行っていただきました。

ファイル 797-1.jpg ファイル 797-2.jpg
ファイル 797-3.jpg


カレーはなぜ辛いのか、
とうがらしはなぜ赤いのか、
収穫量に線虫がどう関係しているのか、

『なぜ?』からスタートし、
とうがらしを分解してみたり、
カレーを食べ比べてみたり、
顕微鏡で線虫をのぞいてみたり、
とサイエンスカフェの名の通り、講義一辺倒ではなく、教授と生徒が談笑を交えながらの和気あいあいとした中、興味をくすぐり、興味から行動へとアクティブな活動となりました。

朝の仏参 2017年11月29日(水)13時19分

ファイル 796-1.jpg

今朝の仏参は、3組副担任(社会科)の池山先生のお話でした。

池山先生は、高校に入学したときに大きな問題にぶつかりました。その大きな問題というのが「部活選び」で、悩んだ末にクラスの友人の誘いで軽音学部へ入部。軽音学部とは、バンドを組んで楽器を演奏し、定期的にライブなどをする部活です。もともと音楽には興味がなかった池山先生でしたが、友人の勧めもあり、いろいろなCDを借りて聴いたそうです。入部して1ヶ月が経ったころ、池山先生はCDショップで1枚のメタルバンドのCDに出合われました。それは今まで聞いたことのない衝撃的な曲だったとのこと。そのことがきっかけとなり、ギターを弾きながら音楽漬けの3年間を過ごされました。

池山先生が生徒たちに一番伝えたかったことは、
高校生活3年間は、自分の経験したことのない新しいものとの出会いの場所であるということです。すでにさまざまなものに出会っていると思います。これからもそういうものを見つけていってほしい。たとえば、普段の授業のなかのなんとなく気になった単語だったり、本屋さんで何気なく手にとった本だったり。今まで出会ったことのないような新しい世界へのきっかけを是非みつけてほしい。」
ということです。

生徒たちが高校生活の間に、池山先生のような大きい出会いがあることを望むばかりです。

進路ガイダンス 2017年11月28日(火)17時12分

ファイル 795-1.pngファイル 795-2.jpg

SUT③終了後、選抜特進、一貫選抜を対象にベネッセコーポレーションの方から進路ガイダンスを行って頂きました。
 内容としては大学入試改革の流れを説明して頂き、英語の検定試験の重要性を教えてくださいました。
 また、一部の国公立大学の入試倍率をデータで示され、低倍率の国公立もあることから、諦めずに頑張って欲しいと仰っていました。
 最後に、確実に成績が上がる方法として絶対にして欲しい2つの行動は「定期テストを解き直す」「模擬試験を解き直す」であることを説明してくださりました。

 SUT③も終わり一息つきたい所ですが、必ず解き直しを行い、できなかった所の把握と、定着するまでの復習をして欲しいと思います。今回の進路ガイダンスでもありましたが、授業をいかに有効活用できるかが重要です。受け身な授業にならずに積極的な気持ちで授業に臨んで欲しいと思います。
 「まだあと2年間もある」と考えるか「あと2年間しかない」と考えるか。一日一日を大切に明日からの学校生活を頑張って欲しいと思います。

朝の仏参 2017年11月22日(水)10時49分

ファイル 794-1.jpg

今日の仏参は、2組副担任(社会科)の小嶺先生のお話でした。

運動や苦手だったという小嶺先生は、小学校の体育の時間に嫌な思いをして、体育は嫌なものになっていったそうです。そして、中学生になると他人(まわり)の眼を気にしてしまうようになり、体育や運動ができないことに対して恥ずかしいこと、かっこ悪いことだと思うようになりました。そんな中でとった姿勢は、次のようなものでした。

「たとえば、体育のドッチボールでは〝ボールをうけるか〟〝ボールがあたるか〟のどちらかしかない。できないと思われたくないので、最初からできないと思われたくないので、最初から外野にいて、適当にやって〝あえてやらないんだよ〟という姿勢でした」と、小嶺先生。

そうした姿勢をとっていたことで評価が悪くなり、次第に苦手なこと、嫌いなことから逃げて本当にいいのかと考えるようになったそうです。学校の先生になる夢を持っていた小嶺先生は、「学校の先生になりたいと思っている人間が、苦手だからとそれをやらなくていいのか。大人として社会人としてやっていけるのか」と考えはじめました。3年生からは体育でハードルや水泳など一所懸命取り組まれ、自分にとって満足のいく評価を得たとのこと。

後半では、畳や猫に寄生しているノミのお話もありました。1~2mの高さを飛ぶというノミは、たとえば20cmくらいの箱に入れておくとどうなるか。何度も飛ぶことで天井にぶつかり、その高さに慣れてしまう。その箱から出したとき、ノミは20cm以上飛べなくなっているというのです。これは私たち人間にも言えることで、小嶺先生は生徒たちに「自分「自分で自分自身の限界を決めるな」ということを伝えられました。

「自分で自分の限界を決めてしまうと、絶対にそれ以上にはいけないです。これからみなさんしんどいことがいっぱいあると思います。そのときに、自分はこれくらいしかできないと思わず、自分で自分の目標を高くもって頑張って欲しいと思います。」

と、最後に述べられました。今日のお話を通じて、生徒たちが自分の苦手なことから逃げず、それを乗り越えていく気持ちになってほしいです。

秋の人権学習 2017年11月20日(月)15時08分

ファイル 793-1.jpg

本日の5、6限は人権学習が行われました。
約80分のドキュメンタリーをみて感想を書きました。

異なる4つの地域の子どもたちが学校に向かう話。
日本に住む私たちであれば、そのような当たり前のことをどのようなドキュメンタリーにするのかと不思議に思うかもしれません。
しかし、今日のドキュメンタリーに登場した子どもたちの通学路は、決して私たちにとっての当たり前ではありませんでした。

通学路でゾウに襲われる、山道を四時間あるく…
学校に向かうだけで私たちには想像できないようなさまざまなトラブルが起きるのです。
それでも子どもたちが学校に向かう理由はただ1つ。
「学びたいから。」

このドキュメンタリーを見て生徒たちは何を受け取ったでしょうか。
「夜更かしをしてて、寝坊をしたので学校に遅刻しました。」
そのような生徒が減り、学ぶ意欲にあふれる生徒が増えると信じています。
自分たちにとっての「当たり前」とは何なのかということを、再確認することができた人権学習でした。

物故者追悼法要 2017年11月16日(木)15時14分

ファイル 792-1.jpg

5・6限は西本願寺の御影堂にて、物故者追悼法要が行われました。厳かな雰囲気の中、法要が始まりました。昨日仏参で練習した「み仏に抱かれて」の歌詞は彼ら彼女らにどのように響いたのでしょうか。今ここに生かされていることを再確認し、日々の生活を送ってほしいと思います。

朝の仏参 2017年11月15日(水)10時16分

ファイル 791-1.jpg

今朝の仏参は、音楽の前田先生の指導のもと、歌の練習が行われました。

明日は西本願寺で物故者追悼法要があり、高1生は午後から参列することになっています。それに向けた歌の練習で、まずは校歌と応援歌で声を出しました。続いて、当日歌われる「み仏にいだかれて」と「真宗宗歌」の2曲を練習しました。生徒たちは青い聖典を持ち、初めて聞くメロディーと歌詞に戸惑いもあったと思います。最後は「み仏にいだかれて」の歌詞のテロップが流され、限られた時間の中でしっかりと練習できました。