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報恩講で「出あう」の意味についてお話をしていただきました 2018年01月13日(土)08時24分

本日、本校の講堂において、報恩講が行われました。報恩講は浄土真宗にとり非常に大切な行事です。ではなぜ大切な行事なのでしょう。これは親鸞聖人の教えによって、「阿弥陀如来の教えに出あわせていただいたご恩に対して感謝の心をお伝えする行事」だからです。

浄土真宗本願寺派布教使でいらっしゃる南條了瑛先生から、この「出あう」についての意味についてご法話をしていただきました。

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仏教では、「出あう」には2種類があり、一つ目は、直接目と目で出あうこと、2つ目は、聞いて出あうことです。親鸞聖人は、二つ目の聞いて出あうことを非常に大切になさっていました。

「聞いて出あう」の具体的なエピソードとして紹介してくださった、亡くなられたご主人のお葬式を1人でなさった奥様の「一人だけれども1人じゃない」という言葉から、「聞いて出あう」の意味を深く理解させていただきました。奥様が、亡くなられたご主人の心を聞いて出あっておられるから一人じゃないとおっしゃったように、私たちが阿弥陀様のお心と出あうことも同じであることを学ばせていただきました。

阿弥陀様のお心とは、「大慈悲」と言います。大慈悲とは、あなたの苦しみをわが苦しみとして引き受けてくださることです。
私たちは、一人ぼっちだと感じて苦しむことがありますが、決して1人ではなく阿弥陀様がいつも私たちの心の中で私たちの気持ちに寄り添ってくださっているのです。

そして、これをわかるようにしてくださったのが、親鸞聖人なのです。

みなさんは南條先生の留学時やお葬式での経験のお話を聴き、どのようなことが自分の体験から感じ、考えられたでしょうか。自分の経験から先生のお話を重ね合わせお話を聴かないと、本当に「理解した」とは言えないように私たちは考えています。

どうか今日の南條先生のお話を自分の経験に近づけて聴き、「阿弥陀如来」のお心を感じとれる人間となって欲しいと願っています。

朝の仏参 2018年01月10日(水)17時40分

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今朝は新年最初の仏参でした。明後日の報恩講の行事に向けて、音楽の前田先生のご指導のもと、『報恩講の歌』を練習しました。

一貫の生徒以外は初めて歌うので、声の大きさは小さいように思えました。1、2番と5番を歌い、何度か繰り返すことで少しずつメロディーを覚えてきたのではないでしょうか。当日には全員が声を出し、しっかりと歌ってほしいです。

報恩講とは、浄土真宗を開かれた親鸞聖人のご恩に報いる集まりのことです。親鸞聖人のご命日は弘長2年11月28日(旧暦)ですが、現在の歴では1263年1月16日(新暦)にあたります。西本願寺では、毎年1月9日~16日まで「御正忌(ごしょうき)報恩講」の法要が行われています。

大掃除 2017年12月22日(金)13時07分

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今日で年内の授業は終わりました。
午前中の授業の後,全クラスで大掃除が行われました。
新年から,新たな気持ちで取り組んでいけるよう環境を整えていました。
明日から冬休みとなります。
次にみんなで集まるのは1月9日です。
冬休みの宿題も頑張ってください。

朝の仏参 2017年12月20日(水)14時56分

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今朝の仏参は、本願寺から来られた竹林真悟先生のお話でした。

北海道釧路で育った竹林先生は、小学校2年生に〝氷の格闘技〟とも呼ばれるアイスホッケーをはじめられました。そして、学年が上がる毎に中心人物として活躍。そのとき後輩にいたのがナガノ君という子で、背が高くて小太りなナガノ君なら他のスポーツに向いているのではないかという思いから、「(チームを)辞めたら?」と彼に言ったそうです。

竹林先生は、アイスホッケーで全国一位になったこともある公立高校へ進学。1年からレギュラーになれるだろうと思っていたら、先輩たちの早いスピードについていけず、結局チームを辞められました。高校進学時は、アイスホッケーの弱いチームに所属され、レギュラーを狙いました。しかし、ブランクがあったことからレギュラーが取れず、遠征にも連れて行ってもらえない状況でした。そして、ナガノ君が入学してきて、2人でベンチにいる日々が続きました。そんなナガノ君が「小学校のとき、僕に言った言葉覚えていますか?」言い出し、竹林先生は「へたっていったことやろ、ごめんな」と誤ったそうです。それからというもの2人は仲良くなりました。

竹林先生は「どんなに一生懸命練習していてもうまくならなかったら、だんだん腹が立ってくるんです。レギュラーの上手な選手にも嫉妬してしまい、こんなチームにいられるかと思い、キャプテンのヌマサワ君にホッケーやめようと思うと電話をしました。」と述べられました。そのとき、ヌマサワ君は「やめないでほしいな、一緒にプレイしようよ」と竹林先生に告げたそうです。その言葉が非常に嬉しく、ヌマサワ君が試合に出られない自分を見ていてくれたことに気づかれ、今まで見えなかったことが見えるようになりました。それは何かというと、アイスホッケーが好きだということ。もう一つが2人のいるチームでアイスホッケーがしたいということでした。

次にお話をされたことは、阿弥陀さまについてでした。竹林先生は、「眼に見えませんが、私たち一人ひとりを友達だといってくださる。お前の苦しいこと全部知っているよ、お前が一生懸命だということも全部知ってる。いつでもどこでも一緒にいる、それが阿弥陀という仏さまです」と述べられました。

「みなさんもこの後高校を卒業して、そして社会人となっていろんな出会いと別れを繰り返して、一生懸命やったことを認められないようなこともある。だけど、必ずわかってくれる人はいるし、阿弥陀という仏さまがいつも一緒にいます。」と、最後に締めくくられました。

竹林先生の経験談は、生徒たちが阿弥陀さまを身近に感じるような内容でした。

朝の仏参 2017年12月13日(水)13時14分

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今朝の仏参は、5組副担任(宗教科)の林先生のお話でした。

平安の日常の心得である「三つの大切」の内、言葉に関する内容でした。「突然ですが、〝あほ〟と〝ばか〟ではどちらの方に腹を立てますか」と生徒たちに質問され、関西人に調査したあるアンケートでは、8割が〝ばか〟と言われる方が腹立たしいと回答しているそうです。かつて都があった京都では、いろいろな言葉が生まれ、都を中心に広範囲に広まっていきました。〝ばか〟という言葉は京都で使われ、それが広範囲に広まったといいます。その後〝あほ〟という言葉が生まれたのですが、〝あほ〟は関西圏にしか広まらなかったそうです。

さらに、林先生の体験談のお話が続きました。
「友人A君とB君と3人で会話をしていたところ、関西出身のA君が関東出身のB君に対して〝あほちゃうか〟と言い放ち、その瞬間関東出身のB君は気分を悪くしました。その前に彼を弄っていたという流れもありますが、明らかにB君はその一言に気分を害したのです。ことばって本当に人を害してします。先月11月の言葉で〝自分を害さず、また他人を害しない言葉のみを語れ(『スッタニパータ』〟の言葉どおりの出来事でした。それ以降、私は人に対して〝あほ〟や〝ばか〟を使わないようにしています」

最後にもう一つ付け加えらたのが、〝死ね〟という言葉でした。小さい子たちが何気なく使っていますが、まるで命を軽視しているような言葉であり、重い言葉の一つだと述べられました。林先生は、「言葉を発するときは常に意識して、選んで使ったほしい」と、生徒たちに伝えられました。

今日のお話を通じて、生徒一人ひとりがあらためて言葉の大切さを考えてくれたらと思います。

性教育 ~妊娠・出産について~ 2017年12月11日(月)15時39分

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本日のLHRは、産婦人科医である江川晴人先生によって妊娠・出産に関する講演が行われました。
思春期の真っ只中にいる生徒たちにとって、妊娠や出産の話は決して関係がない話ではありません。
実際、お話の中には高校生が妊娠した例もあがっていました。

生徒たちも真剣な表情で先生の話を聞いていました。
今回のお話で異性の見方が変わったり、それまでは知らなかった事実を知ることができたのではないでしょうか。
正しい知識を身につけ、正しく開けた将来に向かっていってほしいと思います。

朝の仏参 2017年12月06日(水)16時48分

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今朝の仏参は、4組副担任(理科)の鈴木先生のお話でした。

鈴木先生はずっと悔いが残っていることがあり、それが今年ようやくわかったそうです。それは「もっと勉強していればよかった」ということです。鈴木先生は大学生のとき、将来研究への道へ進むか、企業で実験するかを考えておられました。しかし、教員一家で育ったこともあり、理科の教員免許も取得。教員になった先輩たちを見て、「教員はこういうべきやろ、それは違うやろ」と批判的にとらえ、そういう環境に育った鈴木先生は「いま教員への道を断ったらだめなんじゃないか」と考えはじめ、最終的に教員の道を進まれました。

現在、鈴木先生は大学の恩師と対等に話ができても、最後は負けて悔しい思いをする。恩師から「ノートを作れ」と言われてノートをまとめていても、理解がもう一歩足らなかった。「もっと勉強やっておけばよかった」と思われたそうです。

「失敗に関しては、いっぱい失敗してきた。失敗したらもう一回ゼロからできる。成功したら、次も成功しないければならないというすごいプレッシャーがある。次は絶対できる、失敗した方が勉強できる。」

「君らはこれから時間があります。これからの時間をどう生かすかは君ら次第です。もう一歩、もう半歩、ちょっとでいい、そのちょっとが絶対君らに返ってくる。だから続ける。悔いを残したらあかん。」と、生徒たちに伝えられました。

サイエンスカフェ 2017年12月01日(金)19時00分

12月1日16:00より本校カフェテリアにて、龍谷大学から農学部の古本教授と岩堀教授にお越しいただきサイエンスカフェを行いました。

テーマは『カレーライスの真実』
古本教授からは『「食」の基本となる農作物の生命の仕組み』、
岩堀教授からは『「食」の基本となる農作物を育てる技術』
について、おもしろ楽しく行っていただきました。

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カレーはなぜ辛いのか、
とうがらしはなぜ赤いのか、
収穫量に線虫がどう関係しているのか、

『なぜ?』からスタートし、
とうがらしを分解してみたり、
カレーを食べ比べてみたり、
顕微鏡で線虫をのぞいてみたり、
とサイエンスカフェの名の通り、講義一辺倒ではなく、教授と生徒が談笑を交えながらの和気あいあいとした中、興味をくすぐり、興味から行動へとアクティブな活動となりました。

朝の仏参 2017年11月29日(水)13時19分

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今朝の仏参は、3組副担任(社会科)の池山先生のお話でした。

池山先生は、高校に入学したときに大きな問題にぶつかりました。その大きな問題というのが「部活選び」で、悩んだ末にクラスの友人の誘いで軽音学部へ入部。軽音学部とは、バンドを組んで楽器を演奏し、定期的にライブなどをする部活です。もともと音楽には興味がなかった池山先生でしたが、友人の勧めもあり、いろいろなCDを借りて聴いたそうです。入部して1ヶ月が経ったころ、池山先生はCDショップで1枚のメタルバンドのCDに出合われました。それは今まで聞いたことのない衝撃的な曲だったとのこと。そのことがきっかけとなり、ギターを弾きながら音楽漬けの3年間を過ごされました。

池山先生が生徒たちに一番伝えたかったことは、
高校生活3年間は、自分の経験したことのない新しいものとの出会いの場所であるということです。すでにさまざまなものに出会っていると思います。これからもそういうものを見つけていってほしい。たとえば、普段の授業のなかのなんとなく気になった単語だったり、本屋さんで何気なく手にとった本だったり。今まで出会ったことのないような新しい世界へのきっかけを是非みつけてほしい。」
ということです。

生徒たちが高校生活の間に、池山先生のような大きい出会いがあることを望むばかりです。

進路ガイダンス 2017年11月28日(火)17時12分

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SUT③終了後、選抜特進、一貫選抜を対象にベネッセコーポレーションの方から進路ガイダンスを行って頂きました。
 内容としては大学入試改革の流れを説明して頂き、英語の検定試験の重要性を教えてくださいました。
 また、一部の国公立大学の入試倍率をデータで示され、低倍率の国公立もあることから、諦めずに頑張って欲しいと仰っていました。
 最後に、確実に成績が上がる方法として絶対にして欲しい2つの行動は「定期テストを解き直す」「模擬試験を解き直す」であることを説明してくださりました。

 SUT③も終わり一息つきたい所ですが、必ず解き直しを行い、できなかった所の把握と、定着するまでの復習をして欲しいと思います。今回の進路ガイダンスでもありましたが、授業をいかに有効活用できるかが重要です。受け身な授業にならずに積極的な気持ちで授業に臨んで欲しいと思います。
 「まだあと2年間もある」と考えるか「あと2年間しかない」と考えるか。一日一日を大切に明日からの学校生活を頑張って欲しいと思います。