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11月9日(水)仏参 2022年11月09日(水)14時58分

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本日の仏参では、1年9組担任の森口先生からお話をいただきました。

森口先生は、まず、豊富な言葉の中から適切な言葉を選べること、言葉にせずともその場の雰囲気に合った適切な対応をできることの大切さを説かれました。
そして、気にかかる言葉遣いとして、「めんどい」「だるい」「意味ないやん」を挙げられます。

まだ1年生、されど1年生。
文理選択の最終決定が、大きな決断の時が、迫ってきています。
その決断にむけて、「めんどい」「だるい」「意味ないやん」なんて後ろ向きで不適切な言葉、選ばないでくださいね。
将来を見据えた前向きな雰囲気に合った適切な対応を、言葉にせずとも、1人1人がしてくださいね。

また、続けて、森口先生は、高校での学びがある程度明確に答えの出るものなのに対し、大学以降の学びがそう簡単に答えの出ないものであるとおっしゃいます。

各科目における学びが、ある程度明確に答えの出るものということは、答えを出すためにすべきことも明確ということです。
やったらやっただけです。
期末考査まで、あっという間にあと3週間。
がんばろう。

一方で、大学以降の学びはそう簡単に答えの出ないものだというのは、確かにそうです。
さらにその先、社会人になってからも、そう簡単に答えの出ない問題に取り組んでいかなければなりません。
森口先生も、日々の仕事において、どうすれば担任をしているクラスのみんなが成長できるのか、どうすれば授業にいっているクラスのみんなの学力が伸びるのか、公式的解答なんてないなかで様々考えを巡らしていることを、赤裸々に語ってくださいました。

ただ、恐れることはありません。
例えば、総合的な探究の時間において、その訓練を積んでいるのだから。
広くアンテナをはって、考えて考えて、一発で満点回答はできなくても、今よりは少しでも良くなるように、そして再考へ。
興味津々、粘り強く考え抜く、そんな姿勢も、一緒につくっていきましょう。

本日はベネッセよりご講演をいただきました! 2022年11月08日(火)15時31分

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本日は,5限は特進コース生のための,6限はプログレスコース生のための「スタディーサポート分析会」でした。本日はbennesseより講師の方々が来校してくださいました。スタサポ帳票の見方や生徒たちの「学力」「学習習慣」の現状を踏まえながら,本校の各コース生に合った「今」必要なお話を軽快に,そして分かりやすくお話してくださいました。単に結果分析報告だけで終わるのではなく,おもしろい体験談や真剣な受験談議を交えながら,「今」という時期がいかに大切であるか,日常の「授業」がいかに大切であるかを熱く伝えてくださいました。生徒たちは自分の帳票を見ながら,前後左右の友だちと楽しく話し合ったり,自分の現状に真剣に向き合ったりする場面が多々見られ,とても有意義な時間を過ごすことができました。
講師の方々,本当にありがとうございました。そして,生徒諸君,これからが楽しみだ!お互い「今」を大切にしてがんばりましょうね!

11月2日(水)仏参 2022年11月02日(水)17時02分

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 衣替えの季節となり,ブレザーに身を包んだ生徒たちが久しぶりの仏参で,秋の一日をスタートさせました。本日の法話は学年部長・社会科の井上先生です。
 大浴場に入る時,見られたくないところを隠す私たち人間の心理を面白おかしく伝え,楽しい雰囲気を作った後「ふだんから本当の自分の気持ちを表に出せていますか?」という問い掛けで,お話が始まりました。
 人は何から何まで感じたままを表現できない場合がある。十代の若者たちは学校という社会の中で「目立ってしまったり」だから「浮いてしまったり」つまりは,後ろ指を差されたりしないように本当の自分を押し殺して過ごしているのではないか。また同時に逆の立場を想定して,「嫌な思いをさせてしまわないように」そんなことをして「嫌われてしまわないように」常に気を使って生活しているのではないか。コロナ禍に着用しているマスクではない「仮面」で顔を覆っている高校生が少なからずいるのではないか。
 面倒くさいことになるくらいなら,初めから関わらないように目をそらしてキャンパス内を移動し,教室という箱の中で,逃してはいけないクラスメートの一言一言に大きなアンテナを張り,ひっそりと過ごしているのではないか。こちら(教員側)から挨拶をしようと声をかけても,目の合う生徒は返事が返ってくるが,そうではない生徒たちは素通りして行ってしまうことが気になる。実は目を合わせることで発生する「責任」を恐れているかのようです。心を通じ合わせるために大切なコミュニケーションのきっかけなのに。
 本当に心から笑えていますか?人に合わせて笑っているのではありませんか?労働を強いられ,満足に学校にも通えない発展途上国の,貧困に窮している子供たちは笑えます。満面の笑みで楽しそうに本音でおしゃべりします。いつ?「ともだち」と一緒にいる時や「家族」と過ごす時です。
 人に合わせて生きていくのは疲れませんか?今感じている本当の気持ちを「知られたくないもの」・無意識にしている顔の表情を「見られたくないもの」としてしまわないで,隠さず,素直に表現できることが日常になって欲しい。

11月1日 キャンパスビジット2日目 2022年11月01日(火)17時09分

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本日は瀬田・深草両キャンパスにてキャンパスビジットを行いました。

2日間にわたり,大学での学びに触れてきましたがいかがでしたか。
分かったこと・感じたことをしっかり形に書き残しておきましょう。3年生になり,皆さんが大きな選択をする際に必ず参考になります。また,2学期の期末試験への姿勢も変わってくるのではないでしょうか。
今回学んだことが皆さんの糧になることを願っています。

10月31日 キャンパスビジット・進研模試 2022年10月31日(月)16時03分

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10月も終わりになりました。すっかり寒くなり,明日からは衣替えです。
明日からはブレザーの着用が必須となりますので気を付けてください。

本日はプログレスコースがキャンパスビジット・特進コースが模擬試験の日です。

<キャンパスビジット>
「学びの発見プロジェクトⅠ」と題して,龍谷大学での学びについて探究します。
本日は社会・法・心理学部の説明を聞くため,一部生徒が龍大を訪れました。
明日大学に行く人たちは,今日は学校に残り学部について調べ学習とスライド作成を進めました。
3限にはOB・OGによるパネルディスカッションがあり,高校時代の振り返りや大学生活の実態について,分かりやすく教えてもらいました。
「正直なところ,まだ何がしたいかわからない」という声ももちろん聞こえてきます。
自分が何に興味関心があるのか,これから見つめていくことが大切です。キャンパスビジットを通して,そのヒントをつかんでもらいたいと思います。

<進研模試>
特進コースは模擬試験の日です。
高校生は1科目の試験時間が非常に長いものですが,もうそろそろ慣れたでしょうか。
集中し続けて疲れたことと思いますが,もうひとふんばり,分からなかったところを頑張って復習しておきましょう。

秋の校外学習in大文字山 2022年10月26日(水)15時28分

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前日の体育祭に引き続き,本日は「秋の校外学習」でした。
第1学年は「歩く」をテーマに,京都南禅寺から大文字山を登り,頂上,火床で昼食をとって銀閣寺に下山するコースを歩いてきました。
登山好きに言わせれば,これは初級コースらしいのですが・・・生徒は「足がいたい~」と言いながらも元気に歩いましたよ。頂上では京都の全景,そして大阪のあべのハルカスまで見える風景を堪能していました。先生方の方が疲れている感じです。けが人もなく,全員無事に下山し解散いたしました。
明日は皆,足が痛そう。大丈夫かな。

体育祭(平安祭の後半です) 2022年10月25日(火)17時29分

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本日は平安祭の後半「体育祭」でした!(前半は文化祭)
コロナ感染症予防,校舎の改築などのため,グランドはいつもとは少し異なる風景ではありましたが,お天気には恵まれ,午前・午後の2部制の体育祭は,無事に終了いたしました。
晴天の下,皆の歓声や応援の声がグランドに響き渡った体育祭が実施できたこと,まずもって嬉しいことです。プログラム上の競技数は少なかったのですが,それでもそれぞれが一生懸命に走り,また応援し合う様子はとても感動できるものでした。3年生は様々な学校行事が中止になってきた学年です。最後の学園祭(文化祭・体育祭)がきちんと実施できたこと,たくさんの思い出を残せたこともとても嬉しいです。
1年生にとっては初めての体育祭でしたが,自団の優勝のために,学年の垣根を越えて,3学年の気持ちが一つになっていましたよね。
さあ,明日は引き続き学校行事ですよ。「秋の校外学習」です。足は大丈夫?歩きますよ。お疲れ様でした。

10月18日(火)生徒会執行委員長選挙 2022年10月18日(火)17時30分

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本日6限,講堂にて生徒会執行委員長選挙の演説が行われました。

平素は高校2年生からの立候補がほとんどですが,今年は珍しく候補者2名とも高校1年生でした。
まず,候補者から公約や生徒会の活動ビジョンについて演説し,2人の支援者が応援演説を行う形で進められました。

候補者も支援者も,高校1年生・2年生の全生徒に見つめられ,高校3年生が自教室で放送に耳を傾ける中,緊張しながら立派に演説を行っていました。
また,演説を聞く側の生徒たちも大変熱心であり,演説内容にどよめいたり大きな拍手を送ったりと真剣に聴いていました。

今では高校生も18歳になると選挙権を得て,責任をもって一票を投じることになります。
高校1年生の皆さんにはまだ先の話かもしれませんが,こうした活動を通して選挙活動や投票について少しずつ学んでいってもらいたいと思います。

研修旅行説明会 2022年10月04日(火)15時26分

本日の5限「総合的な探究の時間」・6限「研修旅行説明会」の様子です。

探究では,先週からクラスを解体しテーマ別のグループを形成しています。今日は,大きなテーマの枠組みの中からより具体的な探究テーマを設定し,調べ学習を進めていました。同じ問題について考えていても,班によってアプローチの方法が違い,たどりつく結論も異なります。皆さんがどんな「答え」を導き出すのか,これからの探究活動が楽しみです。
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6限は講堂(龍プロ・特進)と教室(アスリート)で研修旅行の説明会が行われました。JTB担当者の方から,今年度の研修旅行について詳細を教えていただきました。ついつい楽しくなってしまい,静かに聞くことを忘れて友達に話しかけてしまう場面も見受けられました。沖縄・ハワイともに南国のリゾート地というイメージが強いですが,どちらも悲しい記憶の残る場所です。私たちは遊びに行くのではなく,平和について学びに行くのだということを忘れないようにしましょう。

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9月28日(水)仏参 2022年09月28日(水)09時00分

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本日は,1年7組担任の花谷昌史先生よりお話をいただきました。

昨日のウクライナ人留学生,オレクシューク・ロクソラーナさんの講話での質疑において,
「ウクライナに対して,平安生として何かできることはありますか。」
と言ったある生徒の質問に感心したというところから話し始められました。

日本語でのやり取りでは表現などが難しいところは学年団の英語科の先生たちが通訳を担いました。
花谷先生が担当した質問
「ウクライナ人としてロシアという国でなく,ロシア人をどう思うか。」
に対してのロクソラーナさんの回答を訳す際にはこう訳されました。
「私たちウクライナ人は話し合って解決を図るのに,ロシア人は言論に制約があり,逃げるという選択をしなければならないのが気の毒だ。」
花谷先生はロクソラーナさんの言葉を大切に受け取り,「気の毒だ」と訳されたそうです。

続いて,司馬遼太郎さんの著書「菜の花の沖」と「坂の上の雲」についても触れられました。
「菜の花の沖」は19世紀,「坂の上の雲」は20世紀にどちらも日露の関わりが描かれた歴史小説です。
ウクライナを支援する動きと同時にロシアという“国の思考”を考えることも必要なのではないかとお話しになりました。

さらに,ウクライナの東部ドネツク州とルガンスク州、南部へルソン州とザポロジエ州の一部地域で住民投票が行われたことにも触れ,
日本が島国であるがゆえ,陸続きで国境がないがゆえ,ある種の平和ボケがあるのではないか。
今,快適に生活できていること,平和に生きていられること,すべてには理由がある。
この事実を今,改めて考えていこう。
そう,生徒の心へ向けて言葉を送られました。


さて,平安生となり半年が過ぎようとしています。目の前の生活ばかりに目が向いてはいないでしょうか。文理選択の時期にもさしかかりました。
どういう未来を望み,どういう成長を求めるのかを考え,その土台をつくる時期といえます。

ことばを大切に じかんを大切に いのちを大切に

1年の後半が始まります。視野を広げ,可能性を拡げてほしいものです。