HEIAN BLOG 高2学年 BLOG

記事一覧

校外学習 2017年10月20日(金)18時03分

ファイル 766-1.jpgファイル 766-2.jpgファイル 766-3.jpgファイル 766-4.jpg

午前中、学校で講演を聞いた後は、クラスごとにバスに乗車し、大阪に向かいました。

昼食は鶴見緑地公園でとる予定でしたが、小雨が降っていたため、バスに残ったままの人も多かったです。

昼食後は、各クラス1~2班に分かれて様々な工場を見学させていただきました。その一つ、マツダ紙工業さんでは、NHKの「ルソンの壺」のビデオを見せていただき、会社について学ぶことができました。ダンボールの使い道と言えば梱包を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、こちらの会社では東日本大震災を機に、間仕切りや収納ボックスなど生活に必要なものも作るようになったとのことです。アイディア次第で何にでもなるということと、たった1枚の紙が姿形を変え様々なものになることに驚きました。生徒たちは、紙で鞄を作らせていただき、その後学習机やクリスマスツリーも見せていただきました。

午前中の講演でもそうでしたが、職人のみなさんは自分の会社・技術に誇りをもち、使う人のことを考えて仕事に向かわれているのが印象的でした。マツダ紙工業さんでは社訓として、「感謝・感動・志」を掲げていらっしゃいました。具体的には、「生かされている事に感謝し、物づくりを通じて地域社会に貢献する」、「人を作り、人を育て、感動を与える人になる」、「志高く、永続する企業としての経営を創造する」ということです。平安高校の建学の精神とは異なる部分もありますが、共通する部分は、人間力を高めるということです。人として尊敬される人になれば、感動を与えられる人になり、社会貢献もできるということです。生徒のみなさんは、まだ色々なものを与えられる立場にあり、人のため、社会のためにできることは少ないと感じるかもしれませんが、今の自分があるのは陰で様々な人が支えてくださっているからだということに気づけば、自分が支える立場になったときに理想のふるまいができるのではないでしょうか。少しずつ大人になっているみなさんには、いつまでも「子どもだから許される」と甘えるのではなく、自分の言動に責任をもって行動し、夢の実現に向けて一歩ずつ歩んで欲しいと思いました。

工場見学を前に 2017年10月20日(金)10時00分

ファイル 767-1.png

校外学習を前に、大阪モノづくり観光推進協会の足立さんとワショウ金属工業の土屋さんによる基調講演から秋の校外学習が始まりました。
足立さんは大きく二つのことを「感じてほしい」と話されていました。一つは「働く」とは何かと言うことです。「働く」という漢字は人のために動くと書きます。その「働く」ことの意味を工場見学で感じてほしいというお話でした。次にねじやバネに命をかける人たちの熱意や生き様を感じることでした。大阪モノづくり観光推進会が作られたのも、その生き様を若者へ伝え、モノ作りに興味をもってもらうためでした。東大阪では歯ブラシからロケットまでさまざまなものが作られています。クラスごとに工場が違いますが、積極的に工場見学に参加し、モノづくりからさまざまなものを「感じて」ほしいです。
ワショウ金属工業 土屋善士さんの基調講演では、実際の製品やそれにかける職人たちの思いについて話されていました。講演の冒頭では、職人の技と技を競い合う「凄ワザ!」という動画を見ました。そのなかで、0.05㎜(紙の厚さの半分)というミクロな世界で日々技術の向上を目指されていることを知りました。
工場を見学する前に、貴重なお話を聴くことができました。この公演で感じたこと、疑問に思ったことをこの後の工場見学につなげてほしいです。