本日の仏参講師は、プログレスコース副担任の蔵本先生でした。
蔵本先生は、コーヒーポットの歴史を特集した
テレビ番組の紹介からお話を始められました。
コーヒーポットは、注ぎ口が細長いために、
湯の量や注ぐ位置を細かく調節できるような形になっています。
元々はフランスで作られ、日本に伝わり、喫茶店経営者の
関口一郎さんの改良で、今の形になりました。
関口さんは、大正3年生まれで100歳を超えられた今でも
銀座で喫茶店を営まれているそうです。
関口さんがコーヒーに興味を持ったのは10代の頃に
自分で入れたコーヒーがまずかったことがきっかけでした。
同じコーヒーでも入れ方によってどうしてこんなに味が違うのか・・・
それから関口さんは、本で勉強しました。当時はコーヒーの専門書はなく、
英語で書かれた本を辞書を使いながらの勉強でした。
10代の頃コーヒーについて勉強していた関口さんは、
戦後、銀座で喫茶店を開かれ、コーヒーについてさらに探求するうちに、
均等にお湯を注ぐことができるポットを作り、
それが現在のコーヒーポットの形になったそうです。
関口さんの話を通して、
好きなこと、一生懸命したいと思っていることほどうまくいかなかったりする。
そこで、あきらめず、どうすれば良いか考える、それを大切にしてほしい。
何か1つ、好きなこと、うまくいかなくても頑張れることを見つけてほしいと思います。