本日、高校1年生と2年生で受験生宣言を行いました。
高校2年生の代表7名が舞台に上がり、1年生と教員が見守る中、志望校へ必ず合格することを宣言してくれました。先輩たちの姿を見て後輩たちもやる気を出し始めたのではないでしょうか。ぜひ第一志望校に合格し、合格者講演会でも語ってくれることを期待します。本日は素晴らしい宣言をしていただき、ありがとうございました。
あと1年もしないうちに受験が始まります。友達やクラスメイトと力を合わせ、これまで以上に勉強に励んでほしいと思います。
12月8日(木)の4・5・6限に、高校2年12組と13組合同の生物の授業で、外部講師による特別授業をおこないました。
講師として来ていただいたのは、JT生命誌研究館 形態形成研究室室長の橋本主税先生(大阪大学大学院理学研究科・招聘教授兼任)で、本校の担当教諭と協同で授業を展開していきました。
今回の授業テーマは、「考えよう、教科書の中の事実と仮説 ~両生類の原腸形成運動を題材に~」として、教科書に示されたカエルの発生モデルでは説明できない実験事実を提供していただき、それを題材とした仮説やモデル、その検証についてグループで考えを出し合い、発表をおこないました。この作業を通して、実験事実とモデルとの切り分けや、教科書の内容についての理解を深めていきました。
授業後の感想には、「インプットとアウトプットが同時にできるのでこのような授業が増えてほしい」「教科書をただ覚えて理解するのではなく、根本的な部分から考えるのは新鮮だった」「議論するとまた疑問が生じて、それをまた議論することが楽しかった」「他の人の考えを知るのが面白く、自分の考えと比べる機会は大切だと感じた」「自分の意見を前で発表できるのは良いと感じた」「こういう思考力が入試でも求められるのだと思った」などの声が多数上がっており、大変好評でした。
とりわけ「じっくりと考えてから答えを聞くことによって、すんなりと理解できて不思議だった」という感想は、闇雲に教科書を覚えるよりも、考えることで問題点を整理する方がより深い理解につながる、「主体的に考え、積極的に議論し、深い理解を得る」ことへの一つの回答として大いに期待させます。
今回の授業で、新学習指導要領でも謳われる「主体的・対話的」な活動から、「見出し理解する」体験を通して、深く考え、自ら変わっていく活動を体験することができました。
また、現場の研究者から生の研究についてお話を伺うことも、将来の進路選択や動機付けにつながる大変貴重な経験になりました。
授業していただいた橋本先生も、受講した生徒たちの反応を大変評価されていました。今後も引き続きこのような有意義な活動を企画していきます。