本日の仏参は4組担任の楠先生の講話でした。
楠先生は先日の校外学習で乗船した保津川下りの船頭さんから、「400年間同じ岩の同じ場所に竹竿を突いてきたので岩がすり減り、今ではどの船頭さんも同じ場所を突けるほどの穴となってる」という話を聞かれ、「継続」するということの大切さを意識されたそうです。
阿弥陀さまは五劫という時間をかけて、「皆が救われるためにはどうすればよいのか」考え続けられたそうです。五劫とは、天女が100年に一度降りてきて、羽衣で軽くひとこすりして、7km立方の石が摩滅してもまだ余りある時間とされています。まさに、気が遠くなるような時間をかけて考えられたことでしょう。
数年前に楠先生が教科担当者として関わった生徒で、今は警察官となっている卒業生がいるそうです。その生徒は登下校時に毎日学校と京都駅の間を走っていました。クラブの自主トレーニングだったのですが,「他人に言われてではなく自分で決めて、そのことを継続する」姿に、偉いなと感じられたそうです。
「ちょっと手を抜いても」という気持ちでは大きな穴に発展することはありません。もうすぐ2018年も折り返し、しばらくすれば高校生活も折り返し地点です。「初心忘れていないかな?」と、今一度自分で自分を振り返ってほしい。と語られました。