新学期が始まってからほぼ1ヶ月がたちました。
新しいクラスにも慣れ、和気あいあいと昼食を楽しんでいます。
ここで英気を養って、午後の授業にもしっかりと取り組んで
もらいたいと思います。
本日は高校2年生になって初めての仏参でした。
交通機関の遅延で遅れてきた生徒も居ましたが、ほぼ全員が開始時間までにしっかりと開式を迎えられる姿勢が出来ていたように思います。
本日は年度初めの仏参であるので、校長先生から御法話を賜りました。
数年前に放映された『下町ロケット』のモデルと噂されている植松さんという方のお話でした。
植松さんは車両搭載型の低電圧電磁石システムを設計、製作、販売する事業を営む会社を経営しておられ、近年ではJAXAと協力してロケットの打ち上げ実験を行っておられます。
現在はあちこちの団体で講演をされ、その中で「どうせ無理」という言葉の根絶を訴えておられます。
植松さんは子供のときに大好きだったお爺様と一緒に見た『アポロの月面着陸』をきっかけとして、ロケットに関する本をたくさん読み、宇宙に関わる仕事に就くことを夢見ておられたそうです。
ですが、当時の先生から「そんなのは一部の天才だけのもの。お前なんかにできるわけがない」と一蹴され、夢を持つと言うことはいったい何なのかと悩まれました。
『夢とは何か?』『夢とは今できないことを追いかけることではないのか?』
そうして、たとえ周りの人たちから理解されなくとも、本の中のライト兄弟やエジソンなどの『夢を持ち続けたからこそとても偉大なことを成した人々』を支えとしながら一心に打ち込み続け、今、ロケット開発に携わるまでになりました。
それはまさに植松さんのお母様の言葉『想いは招く』そのものだったようです。
こうした経験から、もし周りで「どうせ無理」と口にする友達・仲間がいたら、「だったらこうしてみたらどう?」と一緒に考えてあげて欲しいと仰っておられます。
誰かが壁にぶつかっているときに、こういった言葉を掛けられる『相手を思いやる心』の育成は、本校の掲げる建学の精神そのものです。
心を常に磨き、命を大切にする生き方、姿勢を日々学んで欲しいと思います。
いよいよ新年度がスタートしました。
始業式では燧土校長先生より『目的が一番、目標が二番』というメンタルトレーニングについてのお話がありました。
自分でゴールを決め、そのために、長期的視点に立ち、何をしたらいいのか、10年、5年、1年、1ヶ月、1週間、1日、その目的を達成するために自分でプランニングしていくこと大切ですね。
目に見えない心をトレーニングすること、心を磨いていきましょう。
本日高校の卒業式が挙行されました。卒業生411名が平安を巣立っていきました。本年度から在校生代表による送辞と卒業生代表による答辞が新たに加わりました。在校生を代表して生徒会長が送辞を読みました。巣立っていく先輩の姿を見て感極まっていたようでした。
いよいよ来年はみなさんがこの場にいると思うとうれしいようなさみしいような気持ちで教員一同いっぱいになりました。
明日からは後期考査ですね。2年生の締めくくりをよいものにしていけるようにがんばりましょう。
本日の午後、大宮学舎において経済学部を志望する高校3年生の入学前課題の一環として、プレゼンテーションの発表会が開催されました。
高校2年生で、次年度に経済学部進学を目指している生徒達が勉強のために参加してきました。
まともなプレゼンテーションを見たのはほとんど初めての子達ですから、非常に新鮮に映ったはずです。また、一学年上の先輩達の引き締まった姿に大いに刺激を受けたはずです。
発表を行った高3生達は、年明け以降、龍谷大学経済学部の先生方の指導のもと、ゼミに分かれて、自分たちが選び、調査した経済の様々な問題について、パワーポイントを用いて発表するために調査・準備を行ってきました。その内容は、資料準備から発表まで審査され、特に優秀なプレゼンを行ったチームは最後に表彰してもらえます。
今回、全7チームの中でも特に優秀だったチームのタイトルを挙げてみると以下の通りです。
「AIと私たちが歩む未来~分業が作り出す可能性」
(労働経済学・新豊ゼミ)
「地下経済のゆくえ~WHAT’S TAX EVASION」
(国際政治経済学・原田ゼミ)
「本当の復興とはなにか~東日本大震災から約5年」
(日本経済論・伊達ゼミ)
非常にわかりやすく、内容的に面白い発表でした。短期間で高3生達が一生懸命努力してまとめ上げたことが十分すぎるぐらい伝わります。非常に質の高いものでした。
さあ、来年は高2の君たちが、今回以上のクオリティーの高い発表をしてくれることを期待しています。
本日の講師は浄土真宗本願寺派の布教師久留島法暁先生でした。
先生はある日「比べるな腐る」という言葉と出会われたそうです。
その言葉を中心としながら、
人は何事にも優劣をつけてしまいがちであること
しかしそれによりコンプレックスが生まれてしまうこと
そして個々がそれぞれ違うからこそすばらしいということ
をお話しくださいました。
みなさんもこの言葉をきっかけに、これまでの考え方を見つめ直してみてはどうでしょうか。
ちょっとアップが遅くなりましたが・・・SUT④を週明けに控えた土曜日の放課後。東寺(教王護国寺)で初弘法が開かれていたので、シーラとマシューを誘って「ジャパニーズフェスティバル」?を体験しに行ってきました。
普段でも多くの人で賑わう東寺の市ですが、今年最初ということもあって、ものすごい人だかりです。門をくぐって、露店が並ぶ参道を見て回りました。さまざまな露天が出ているので、彼らにとっては物珍しさ満点のワンダーランドです。留学中の課題であるレポート作成のためにせっせと写真を撮って回りました。お腹が空いていたので、マシューはお好み焼き、シーラはたこ焼きをチョイス。みんなで楽しくいただきました。
一通り楽しんだ後、しっかり仏様をお参りして東寺を後にしました。
今日はちょうど茶道部の年初めの稽古日で『初釜』が行われるので、シーラとカノが参加しました。
『初釜』とは茶道で新年最初に行われるお茶事(お茶のフルコース)です。今回は時間の関係で、短縮バージョンですが、炭点前・濃茶・薄茶と進んでいきます。カノはハワイでも茶道を習っているということですが、さすがに濃茶は初めての体験だそうです。
藪内流の先生が直接、濃茶を練って下さいました。主菓子は「末富」さんの薯蕷(じょうよ)饅頭。日本にいてもなかなかここまで本格的な経験はできません。
留学生に言える事は、非常に日本の文化に興味があり、もっとディープに経験してみたいという強い気持ちを持っています。慣れない正座も、なんと!最後まで貫き通しました。