HEIAN BLOG 高2学年 BLOG

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おかげさまで 140周年 ありがとう 感謝 2016年03月09日(水)18時10分

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本日は今年度の終業式が行われました。

生憎の雨でこのあとの航空撮影の時間が早められたため,いつもよりも急いだ式となりました。校長先生からお話があり,大谷光真前ご門主著述の『人生は価値ある一瞬(ひととき)』の内容に触れられ,「こころの進歩」を意識して生きる必要があると述べられました。
続いて,平安会賞の発表があり,該当の生徒はその場で起立し,フェンシング部の主将が代表として記念品を受け取りました。
今回の終業式で初めて,生徒会執行部の今年度の活動報告も行いました。生徒会執行部の活動を広く知ってもらうこともでき,充実した式になったものと思います。

式の終了後にはグラウンドにて航空写真を撮影しました。
みなさん、雨の中のご協力感謝です。標題の言葉は航空撮影の際に、人文字で表した言葉になります。
今回の航空写真は3/14の毎日新聞に掲載されます。是非ご覧下さい。

今日で,高校2年生は終わります。また1つ成長していった彼らですが、まだまだ足下を固めている途中にいます。
どうか、これからも彼らを見守ってあげてください。

1年後に向けて 2016年03月04日(金)15時11分

後期考査も半ばとなりました。
そろそろ疲れも見え始めた頃かもしれませんが、良い準備を行って自分の力を発揮しましょう。


さて、今日は先日卒業した3年生で龍谷大学政策学部に進学予定の生徒による『Ryu-SEI GAP TERM』報告会が行われ、加えて今現在、政策学部に関心のある2年生が聞きに参加しました。

Ryu-SEI GAPとは、Ryukokudaigaku Seisakugakubu Glocal Action Programのことで、龍谷大学政策学部の生徒が主体となって地域の方々やさまざまな団体、企業と協力、連携し、対話や調査の中から地域課題を発見し、どうすれば解決へ至ることができるのか、具体的な策をグループで考えていくというものです。
詳しくは『Ryu-SEI GAP』で検索すれば、詳しい取り組みをみることができますが、今回は『Ryu-SEI GAP』に属する5つの団体に3年生がそれぞれ5つのグループに分かれて、取り組みや活動についてインタビューなどを行い調べたものを報告していました。

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1年後にはそれぞれが自分の進路に向けて歩み出しています。
未来の自分のために『今』を大切に積み重ねていってほしいと思います。

後期考査 2016年03月02日(水)19時58分

今日から後期考査が始まりました。

3月7日まで実施されます。
この1年間のいい締めくくりができるよう、
準備にも試験にも全力を尽くそう!

高校卒業式 2016年03月01日(火)12時30分

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第68回卒業証書授与式が挙行されました。
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式は,厳粛かつ荘厳な雰囲気のもと,卒業生ひとりひとりの名前が担任の先生から呼ばれ,クラスの代表が卒業証書を受け取りました。
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1つ上の先輩方が,本日平安高校をあとにされました。明日より,彼ら彼女らにとっては,「母校」となります。
1年後,私たちの番となります。
どのような,卒業の迎え方をしていることでしょうか。
卒業式は,平安高校生活の日々の積み重ねの証です。
いま,ここで何をするかを問うていかなければなりません。

1年後,「ありがとうございました」といって,校門をあとにしたいものです。

選抜旗授与式 2016年02月29日(月)09時00分

硬式野球部の甲子園へのキップである選抜旗授与式が行われました。
朝のSHRの時間,高校1・2年生が講堂に参集し在校生全員参加での授与式でした。

式では毎日新聞京都支局長より,本校校長に選抜旗の授与。校長より主将への授与が行われました。
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支局長よりの激励の挨拶,校長からの謝辞の後,
橋本・市岡両主将による「決意表明」がなされ,この春に賭ける野球部の力強い思いが表明されました。
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甲子園 全校で応援しています。
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本願寺幼稚園の園児さんと交流 2016年02月25日(木)17時31分

近くの本願寺幼稚園から園児さんがたくさんきてくれました。
高校生2年生プログレスコースでは,家庭基礎の授業でつくった『カルテット』というカードで楽しいひとときを過ごしました。この『カルテット』は園児たちにプレゼントしました。
このカードで10種類以上の遊びができるので,園児たちが自宅に帰ってからも楽しい時間ができたら嬉しいですね。
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後期考査1週間前 2016年02月24日(水)08時04分

今日でちょうど後期考査の1週間前となります。
ということは,選抜特進クラス以外は,今のクラスでの授業が1週間のみとなったということ。クラスメイトと一緒に受けた授業。高校2年生という一瞬。いろんな意味で,この1週間をいとおしく過ごしてもらいたいものです。

あいさつ運動 2016年02月24日(水)08時00分

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生徒会と風紀委員が
朝からあいさつ運動を行っています。

おはようございます!!

元気のいい声を聞くと、
とても気持ちがよいですね♪
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研修旅行、出発! 2016年02月15日(月)10時16分

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2月15日(月)~19日(金)
「シンガポール・マレーシア研修旅行(選抜特進コース)」

本日、朝6時過ぎに京都駅八条口を出て、中部国際空港へ向かいました。
眠そうな生徒もいますが、元気に出発です!

仏参 と 涅槃会(ねはんえ) 2016年02月09日(火)12時50分

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今日の仏参は
楠先生のお話でした。

今日は4時間目に涅槃会(ねはんえ)があります。
80歳でこの世を去られた釈尊(お釈迦さま)を偲(しの)び、
また、説かれた教えに耳を傾ける行事です。

「世は無常であり、会う者は必ず分かれねばならぬのがこの世の定めである。
怠(おこた)ることなく精進せよ。」
というお言葉を残されています。
このことにちなんで、『時間の大切さ』についてお話しようと思います。

明日は高校入試で、皆さんも2年前に受験しました。
時間というのはあっという間に過ぎてしまいます。
とあるブログにこんな詩がありました。

1年の大切さを知るには、
落第した学生に聞くとよいでしょう。

1ヶ月の大切さを知るには、
未熟児を生んだ母親に聞くとよいでしょう。

1時間の大切さを知るには、
待ち合わせをしている恋人に聞くとよいでしょう。

1分の大切さを知るには、
電車に乗り遅れた人に聞くとよいでしょう。

1秒の大切さを知るには、たった今、
事故を避けることが出来た人に聞くとよいでしょう。

10分の1秒の大切さを知るには、
オリンピックで銀メダルに終わった人に聞くとよいでしょう。

だから、あなたの一瞬一瞬を大切にしましょう。
そして、あなたはその時を大切な誰かと過ごしているのなら、
十分に大事にしましょう。

先日、小学校の友人と久しぶりに会う機会があり、
懐かしい当時の話などをしているうちに、阪神淡路大震災の話になりました。

震災発生の早朝には、
隕石が落ちてきたかのような大きな音で目覚めました。
家では家具が倒れてぐちゃぐちゃになっていましたが、
家族の命は無事でした。
お寺の家でしたので、父がお寺を見に行くと、
屋根が抜けて廃墟のようになっていました。
近くのコンビニに水を買いにいくと周りの家が崩れていて、
コンビニもぐちゃぐちゃな状態でした。
ですが、店員がしっかりいて水を売ってくれました。

一瞬のことですがすべてが変わってしまいました。
中学生になって、仮設住宅で過ごす友人もいました。
小学生の頃は学校から帰宅するのが早く、
お寺で家族一緒にお勤めをしていました。
もし震災が時計1周分(12時間)ずれていたら、
お寺の屋根が崩れるのに巻き込まれて、
私の家族は亡くなっていたのかも知れません。

時間はあっという間で、
だらだらしているともっとあっという間に過ぎていきます。

一瞬の時間、今の時間を大切に。
怠(おこた)ることなく努力するように。

2年生もあと少し、3年生もあと少し、
それぞれの目標に向かって精進、努力をしていきましょう。

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4時間目に涅槃会(涅槃会)がありました。
80歳でこの世を去られた釈尊(お釈迦さま)を偲(しの)び、
また、説かれた教えに耳を傾ける行事です

講師として浄土真宗本願寺布教使の藤本さんにお話頂きました。

涅槃(ねはん)とは、簡単に言えばお亡くなりになるということです。
今から2400年前の2月15日、
お釈迦さまが入滅された日と言われております。
亡くなられる直前に弟子達に、
「自らを灯火(ともしび)とし自らをよりどころとせよ」
という言葉を残されています。
お釈迦さまの御教えを聞き、
この私達が自分自身に責任をもって生きていかなければなりません。

テレビ等で清原選手が覚せい剤で逮捕されるというニュースがありました。
当時甲子園を沸かせた大スターですが、とても残念です。
桑田選手とKKコンビとして世間を沸かせていました。
その桑田選手のコメントが印象に残っています。
「前々から色々言葉をかけていた、細かいことまで。
3年前から俺に構わないでくれと言われ、連絡を取っていなかった。
誰よりも彼の気持ちは分かっている。
野球ではリリーフや代打は送れるが、人生には送れない。
人生でも逆転満塁ホームランを打ってほしい。」

都合の悪いことは誰にも代わってもらえない。
自分で責任を持たなければならない。
お父さんお母さん親戚や近所の人や学校の先生、
色々言われることをどこまで聞いているのでしょうか。
人は耳障りのいいことは聞きやすく耳障りの悪いことを聞くのは難しい。
しかしそんな存在がありがたいのです。

SMAPの解散騒動があり、テレビで会見がありました。
その中のコメントで、
「今回の騒動の中でたくさんのファンに支えられていることに気づいた」
というのがありました。
自分1人では自らを背負えないのです。
人は家族、友人、先生達の願いの中に支えられているのです。
それがお釈迦さまの御教えなのです。
縁起の中にすべてが成り立っている。
あらゆる支えの中に自分が成り立っている。
自分1人が歩む道だけれど、社会にも目を向けなければなりませんが、
自分を支えている社会や人が見えづらくなっている。

通学途中に電車やバスで椅子に座ればスマホ(携帯電話)を操作するでしょう。
スマホ1つで何でも出来るのでとりあえずスマホを触ってしまいます。
スマホに熱中して座ったときは空いていた車内が、
ふと目を上げれば満員になっていた、なんてことがありました。
そして目の前には杖をついた方が立っていらっしゃいました。
この人はいつから立っていらっしゃったのでしょうか。
本来はすぐにでも席を譲っているはずが、
スマホに熱中している余り気づくことが出来なかった。
他者が見えにくくなっている環境、現状があります。
自分は背後から支えられている、というのを感じづらくなっている。
それが非常に怖いのです。
音楽をイヤホンで聴きながら歩いていて車にひかれそうになったことがあります。
自分の状況、環境が変わっても気づけない。

太平洋戦争が終わって70年経ちました。
去年の漢字は「安」でした。
これは安心の安ではなく、不安の安、安保の安です。
世の中はがらっと変わってきています。

お釈迦さまの教えを日本に伝えた1人、
親鸞聖人の言葉にこんな言葉があります。
「さるべき業縁の催せば、如何なる振舞もすべし」
例え自分自身に問題はなかったとしても
周りの状況よってどう転んでいくかは分からないという意味です。
なりたくてなったわけではないのです。
自分自身の命がそうだと言っているのです。

直木賞作家で野坂昭如さんが去年お亡くなりになりました。
『火垂るの墓』の原作者としても有名な方です。
昭和20年を舞台にした悲しい映画です。
神戸大空襲により三ノ宮の焼け野原に放り出された兄妹。
父は兵隊で帰ってこない、母は焼夷弾で亡くなってしまう。
清太(兄14才)と節子(妹4才)は親戚を頼っていく。
時に清太は盗みを犯してまで、
栄養失調の節子を助けようとしていましたが亡くなり自らも亡くなってしまう。
原作者の体験を元にした映画ですが、実際は1才半の妹を連れていました。
時には妹が泣き続けるのを止めるため、殴ったこともあるそうです。
妹に硬いものを食べさせるとき、自分が噛んで柔らかくして妹にあげようとするが、
空腹に耐え切れず自分がそのまま食べてしまうことがあった。
妹をなくした後ろめたさ、憤(いきどお)り、願いを込めて、
『火垂るの墓』を書いたのです。
自らをよりどころとするのはこういう姿ではないのかと思います。

状況や環境によってどう変わるかは分からない、危ないものです。
自分を取り巻く環境をしっかり見つめながら、願いに気づきながら、
しっかりと生きていかなければなりません。
自分以外の他を見つめ、他の願いと共に自己を確立する。
小さなことからできること、好きなことだけに目を向けず、
ふと目を上げてみましょう。
互いに支えあい、気遣い、時には小言を言いながら他を見つめ共に生きて、
お釈迦さま、親鸞聖人の御教えを聞かせて頂き、学んでいきましょう。