本日は家庭科の佐々木潤子先生のお話でした。テーマは「時間を大切に 時間は有限であることを教えてくれた一言」というものでした。
佐々木先生が高校1年生時の『現代社会』担当されていた先生のことばをご紹介くださいました。それは「あと三回この風景を見たら卒業ですよ」ということばでした。佐々木先生は、このことばがとっても印象に残っているとのことでした。
教科担当の先生は、日本には四季があるという内容の解説をする中で、窓を指さしながら「窓から見える風景は苗の弱々しい黄緑色から、段々濃くなり、黄金色の実を結ぶ、その後は一面の白い世界・・・これが一年のサイクルで、このサイクルを3回見たらあなたたちは卒業ですよ」と仰ったそうです。
このことばを聞いた佐々木先生は、自分の高校生活が有限であるという自覚をしただけでなく、自分の中に言葉や知識が落ちてくるとう体験であったともお話しになっていました。
その後、窓を見るたびに、「あと三回見たら」という先生の言葉を思い出しておられるそうです。教科担当の先生の予告通り、必ず卒業の時期がやってきます。時間に対する感覚は、子どもの頃には「無限」であっても、大人になると違ってくるのだと、少し大人としての見方を教えていただいたように思うとのことでした。
高校生活は「有限」です。皆さんにとって、ここからの一年は、今後の人生の要となる一年になる筈です。怠ることなく励んで欲しいとお話を結ばれました。
時間が経つのは早いですね。もう高校2年生もあと僅かとなりました。