本日の仏参は、英語科で2年7組担任の山本先生のお話でした。お話のテーマは親友についてでした。
山本先生は6歳から4年間アメリカのアイオワ州で過ごされました。言葉も通じず日本人もいない小学校に通うことになり、大きな不安を抱えていました。登校最初の日、不安な気持ちに耐えられず泣いているときに、ある女の子がそっと抱きしめてくれました。言葉は分かりませんでしたが、そのあたたかさは「大丈夫、私がいるからね」と感じられたそうです。その後、つらい時もその女の子はそばにいてくれて、幾度となく守ってもらいました。山本先生は「英語を話せるようになり感謝の言葉を伝えたい」と思い、英語を学び、自分から積極的に話しかけるようになりました。月日は経ちましたが、その女の子とは今も親友でいるそうです。
山本先生は「人のあたたかさに気づくのに言葉は関係ない」と思われています。誰かのおかげがあって生きていることを忘れないでほしいと思います。