本日の仏参の講師は、高2-11担任の村上幸一先生でした。「魔法の黒いマジック」をめぐるお話を、いただきました。
村上先生は、平安の教員になってから、オークランド(ニュージーランド)に滞在したことがありました。その時、平安での授業や部活動の指導のパワーアップのために取り組まれたのが、ラグビー。なんと、オールブラックス(ラグビーニュージーランド代表)で活躍したロバートソン氏に手引きをしてもらったというのですから、驚きです。
先生のユーモアを交えたエピソードトークに魅了されつつ、話は本題の「魔法の黒いマジック」へ。当時、村上先生がラグビーに取り組んでいた際、ボールに「黒いマジック」で赤ちゃんが描かれていたことがありました。選手たちはみな、本当の赤ちゃんを抱くように、そのボールを優しく扱うことで、繊細に技術向上に励んでいたそうです。そのような工夫一つで、優しさが引き出されるのですから、まさしく「魔法」ですよね。
人間は誰しも優しさを持っている――その優しさを引き出す「魔法の黒いマジック」。我々も、我々にとっての「魔法の黒いマジック」を、心に秘めたいものです。