本日今年度最初の仏参がありました。講師は燧土校長先生でした。校長先生のお話は本校の「建学の精神」についてでした。それは「浄土真宗の精神」です。この精神を実現していくための日常の心得として平安では3つの「大切」を掲げています。それを踏まえて始業式での「ことばを大切に」するというお話に続いて、今回は「じかんを大切に」するということについてお話しくださいました。
まず校長先生は平家物語の冒頭を紹介なされ、そこにある「無常観」について説明されました。「無常観」とは時間が絶えず移り変わっていくように私たちを含めたすべてのものは変化し続けているという考え方です。そして始業式の日に生徒みなさんに配られた『平安の願い三つの大切』という冊子をもとに、絶えず移り変わっていくからこそ「今この一瞬」を大切にしてほしいということでした。
また、5月2日の防災訓練に向け熊本の地震についても触れられ、どこでいつ何が起こるかわからないからこそしっかりとした意識をもって臨んでほしいと締めくくられていました。
みなさんが2年生でいることができる期間も本当に短いものです。良い状態で先へ進んでいくためにも「今この一瞬」を悔いの無いように過ごせるようにしましょう。