本日の仏参講師は8組担任の井上先生でした。
先生のお子様の絵本を本屋で探しているときに目にとまった
「人間ごみばこ」という本から考えたことを話して下さいました。
「人間ごみ箱」の前に、口うるさい自分の親や先生を連れてきて捨ててしまおうと考える人がたくさん来ます。
しかし、そのごみ箱にいる管理人に、「本当に捨てていいの?」と確認され、皆考え込み、捨てようとしていた人は今まで自分を大切にしてくれたことに気づき、皆結局捨てるのをやめて帰ってしまいます。
…という内容でありました。
先生は絵本を読んで、自分と置き換え考えたそうです。
自分は必要とされているのか。
自分だったら嫌だと思う人を捨ててしまうのか。
周りの皆は他の人を捨ててしまうのか。
人々は、嫌と思う人がいたとしても、その人のいいところを知っているから嫌と思うのではないか。
だから、もしこのようなごみ箱があったとしても、最終的に皆は捨てないのではないだろうか、と考えたそうです。
日常生活のでは、それぞれ違う考え方を持った人々が過ごしているので、もちろん好き嫌いが出てきます。
しかしクラスや部活など、他者との関わりは切ることはできません。
これから迎える研修旅行など、それぞれ「仲間」という意識をもち過ごして欲しい、と結ばれました。