校外学習を前に、大阪モノづくり観光推進協会の足立さんとワショウ金属工業の土屋さんによる基調講演から秋の校外学習が始まりました。
足立さんは大きく二つのことを「感じてほしい」と話されていました。一つは「働く」とは何かと言うことです。「働く」という漢字は人のために動くと書きます。その「働く」ことの意味を工場見学で感じてほしいというお話でした。次にねじやバネに命をかける人たちの熱意や生き様を感じることでした。大阪モノづくり観光推進会が作られたのも、その生き様を若者へ伝え、モノ作りに興味をもってもらうためでした。東大阪では歯ブラシからロケットまでさまざまなものが作られています。クラスごとに工場が違いますが、積極的に工場見学に参加し、モノづくりからさまざまなものを「感じて」ほしいです。
ワショウ金属工業 土屋善士さんの基調講演では、実際の製品やそれにかける職人たちの思いについて話されていました。講演の冒頭では、職人の技と技を競い合う「凄ワザ!」という動画を見ました。そのなかで、0.05㎜(紙の厚さの半分)というミクロな世界で日々技術の向上を目指されていることを知りました。
工場を見学する前に、貴重なお話を聴くことができました。この公演で感じたこと、疑問に思ったことをこの後の工場見学につなげてほしいです。