本日の仏参講師は家庭科の佐々木先生でした。
内容は佐々木先生の高校時代のお話でした。
憧れの先輩を追いかけて高校に入学した佐々木先生は、1年生の間は、先輩と同じバスで通学をしたり、同じ委員会でいろいろ教えてもらったりと、楽しい学校生活を送ります。
しかし、先輩が卒業してしまってからは、
「自分は先輩を追いかけて同じ大学に行くのか」
「この先もずっと先輩を追いかけていくのか」
と自分の将来に対して不安を感じるようになりました。
そんなときにふと思い出したのが、中学2年生のときに好きだった作家「灰谷健次郎」。
小学校教師の経験がある作家の、あたたかいまなざしで現実味のある作品を読み、教師になりたいと思った中学2年生の自分を思い出し、教育学部を目指すようになりました。
その後、担任の先生に薦められ、京都教育大学に入学して今ここにいます。
どこで働いて生活していくのか、自分の将来を決めるのは何か分からない。分からないが、ここまで経験してきたことや、学んだ知識、人との出会い等がきっかけとなることでしょう。
大事な将来を決める何かに気づくことができるようにアンテナを張って毎日過ごしてほしいと思います。