本日のお話は10組・12組副担任の成田直也先生です。
「ロボットと聞いて何を思い浮かべますか」から切り出され、ロボットについて語源や歴史について説明されました。ロボットはチェコ語で強制労働を意味する語とスロバキア語で労働者を意味する語から作られた造語。この言葉が初めて用いられたのは、1920年にチェコスロバキア(当時)の小説家が発表した作品の中。日本でも「人造人間」と訳された……特に「弱いロボット」「何もできないロボット」について、人間のフォローがコンセプトのロボット開発の話など、興味深いものでした。人に対して何かしてほしいと要求し、満たされない場合は……、人の場合に置き換えてみて、人のためにこうどうすれば、ついつい見返りを求めてしまいがち、ついつい自分中心、利己的な考えに陥ってしまいます。私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と「自分を犠牲にしても他の人をたすけよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、周りの協力を得ることはむずかしい。自分中心だから、視野も狭くなり、まちがった判断をしてしまいます。しかし、利他の心で判断すれば、周りの人が協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。思いやりに満ちた「利他の心」に立って進んでいってほしい、としめくくられました。