10月初旬、ハワイのPBA(Pacific Buddhist Academy)にプログレスコースから1名が交換留学生として旅立ちました。
Internet-Exchangeを履修している生徒で、希望者の中から学内での厳正な書類審査・面接・学科選考を経て選ばれます。選考では何より、語学力やコミュニケーション能力、積極性、知的好奇心、明確な目的意識などと共に、異なる環境へのスムーズな適応能力が重視されます。場合によっては該当者なしとなる場合もあるのですが、無事に審査をパスして、現在はハワイで英語の環境にどっぷりと浸り、約3ヵ月間の予定で、ホームステイをしながらPBAでアメリカの高校生としての生活を送っています。
左から二人目が今回の留学生Kさん。右隣はホストファミリーのkaylaさん。実はこのkaylaさんは今年の1月にPBAから平安高校に留学していた3人のメンバーの1人です。
ハワイ別院本館正面です。白亜の建物がひときわくっきりと浮き立ってハワイの青い空に映えます。ハワイ別院は浄土真宗本願寺派のお寺で、1889年に日本からハワイに伝道のために渡られて以降、約110年前に別院として設立されたそうです。PBAはこのハワイ別院に併設されたミッションスクールで、この本館の向こう側に立っています。
朝の授業開始はチャイムの代わりにこの鐘が打ち鳴らされるそうです。2月の研修旅行ハワイコースの人はこのPBAも訪れることができます。そこでPBAの生徒達との交流も予定されているので楽しみにしていて下さい。
理科の授業でビーチに行った時の写真だそうです。日本と違い豊かな自然に囲まれた環境ならではだと感じます。日本ではこのフットワークの軽さはなかなか実現しづらいものなのでうらやましい限りです。
選択授業での一コマ…茶道の授業です。留学したKさんは茶道部に所属しているので、早速、ハワイの学生の前でお点前を披露したそうです。平安高校の茶道部は、西本願寺の茶道師家でもある藪内流を習っていますが、PBAでは裏千家だそうで、その違いに周囲は興味津々だったそうです。(藪内家と裏千家の茶道ではお点前の所作など、はっきりとした相違点があります。)しっかり自分の持つ武器!?を活かして『双方向の』交流の第一歩を踏み出してくれました。