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6月25日(火)SYIプロジェクト講演 2024年06月25日(火)16時57分

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本日6限は,講堂にてSIYプロジェクト講演が実施されました。
講演を行っていただいた西岡壱誠さんは,偏差値35から2浪で東大に合格された経歴を持ち,有名な『ドラゴン桜』にも関わっている方です。

講演では受験生の陥りがちなミス,受験に向けた気構えややるべきことなどを明確にご説明いただきました。
明確な目標を立て,それに向けた道筋を考えて取り組むべきだという指摘は,受験に限らず全てにおいて重要ではないでしょうか。
時間は全ての人に平等に与えられますが,その中で取り組むべきことは人それぞれ異なります。
自分自身を見つめ直し,必要なことを明確にして,これからの高校生活の道筋を考えてみてください。
西岡さんは「人を頼るように」とも仰られました。皆さんにはご家族,友人,平安高校の教職員がついています。周りをどんどん頼ってくださいね。

本日の仏参 2024年06月20日(木)13時11分

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本日の仏参は6組担任の渡辺先生でした。

渡辺先生のおばあさまは霊感が強く、不思議なパワーを持っている方だったそうで、実家で飼っていた猫が亡くなりそうだった時にもおばあさまが拝んだことでその後数年間長生きしたということがあったそうです。

そんなおばあさまが十数年前に難病で入院された時の話です。
当時大阪の高校に勤務されていた渡辺先生が5時間目の授業を終えて職員室に戻ってくると、ご家族から電話が入っていたそうです。その内容はあと1時間でおばあさまが亡くなるかもしれないというものでした。京都の病院に入院しているおばあさまの元へは今すぐに向かっても3時間。どうせ間に合わないのなら、6時間目の授業をしてから向かった方がおばあさまも喜ぶだろうというご家族の言葉に、渡辺先生はいつも通り6時間目の授業に行かれたそうです。
そしてこの時、偶然とは思えない出来事が起こりました。
いつも通り冷静に授業をする最中、突然教室の電気がついたり消えたりしたそうです。しかし生徒にそのことを伝えると誰も気づいていない様子で、自分にしか見えていないのかと不思議に思いつつふと時計を見ると時刻は15時ちょうどでした。
それから授業を終えて職員室に戻るとまた携帯に連絡が入っていました。その内容は今おばあさまが亡くなったというものでした。連絡の時刻は15時ちょうど。何の偶然か、教室の電気がチカチカした時刻とぴったり重なっていました。
遠い地で仕事を頑張る孫に向けての最期のメッセージだったのかもしれません。

この出来事から渡辺先生は、自分を大切にしてくれたおばあさまに対して感謝の気持ちを伝えず、何もしてあげられなかったことを後悔しているそうです。
後日、お葬式で姉から言われた「次はお父さん、お母さんやで」という言葉にハッとさせられた渡辺先生は、ご実家のある京都に戻ってこられ、おばあさまの時にように後悔しないように恩返しをされているそうです。

このお話を通して渡辺先生が皆さんに伝えたいことは次のとおりです。

「何気なく過ごしていてもいつ会えなくなるかわからない。
 会える人には会える内に大切にしてほしい。」

本日の仏参 2024年06月13日(木)11時01分

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本日の仏参は3年5組担任の社会科山下先生のお話しでした。

先生は「自分が大切にしているものと他人が大切にしているもの」をテーマにしてお話をされました。

みなさんには自分が大切にしているものはありますか?山下先生が大切にされているものはお子さんが描かれた絵です。一枚の紙に描かれたその絵は他人にとっては大切なものに思えないものかもしれませんが、それは父である山下先生にとってはかけがえのない大切なものです。このように自分にとって大切なものは他人にとっては大切なものとは思えないかもしれません。しかし、それが自分には大切であると言うことで初めて他人にも分かってもらえるでしょう。今回のお話しのように先生の子どもが描いた絵であると紹介されたことで、一枚の絵の大切さが伝わってきたのではないでしょうか。
これは物に限られた話ではなく、友人にも当てはまることです。自分が他人の悪口を言っている時、もしかしたら近くにその人の友人がいるかもしれません。その友人はそれを聞いてどう思うでしょうか。自分にとっては苦手な人であっても、周りの人からすれば大切な友人かもしれません。自分にとって大切ではないと思える人であっても、その人を大切に思う人がいることを忘れないでいてください。
そして最後に、今私たちは高校3年生として高校生活最後の1年間を過ごしています。3月には卒業式があります。きっと多くの人が最後の締めくくりとしてその日を大切にしていることでしょう。それは祝われる私たちだけでなく、私たちを祝ってくれる人にとっても大切な日です。そんなみんなにとって大切な卒業式が最高の晴れの舞台となるようにみんなで力を合わせていきたいです。
3月の卒業式の前日にこのお話を思い出して、素敵な高校3年間の締めくくりとしましょう。

6月11日(火)人権学習 2024年06月11日(火)15時28分

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本日は講堂にて,人権学習が行われました。
今回の人権学習は「多様性を受け入れられる社会~普通って何ですか~」をテーマに,映画『弟は僕のヒーロー』を鑑賞しました。
ダウン症の弟の存在を受け入れられない主人公が,過ちを犯し挫折しながらも本当に大切なものを見つけていくストーリーです。
見終わると「良い映画だったね」と話し合う様子が見受けられました。
平安の3つの大切に掲げられているように,私たちのいのちはみな阿弥陀さまの願いをかけられた尊いいのちです。
一人一人が自分らしく生きられる社会であるように,お互いを尊重するためにはどうしたらいいか,考えるきっかけにしてください。

本日の仏参 2024年06月06日(木)10時18分

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本日の仏参は3年4組担任の山本先生でした。

 山本先生の大学生活を振り返りながらお話をされていました。
印象に残っている2つの内容をまとめます。

 一つ目は、高校生活と大学生活とのちがいです。
 大学生になれば今までのような授業の形態ではなく、個人個人が好きな時間に好きな単位の講義を受けることになります。そのため、クラス全体の行事やクラスメイトとのグループワークなどクラスメイトと生活を共にし続けることができるのは高校生までです。だからこそ、これからの休憩時間や学校行事を大切にしてもらいたいとのお話でした。各クラス学園祭に向けて活動している頃だと思います。より一層その時間を大切にしていきましょう。

 二つ目は、助けて欲しいときに素直にその気持ちを友人に明かしてみることです。学校でも家庭でも社会に出ても、自分が困っているときに助けてと言い合える関係性を築いていきたいですね。そのためには、まずは自分が助けて欲しいときに勇気を出して伝えてみることです。そして、その相手が困っているときに手を差し伸べて「今度は私が助けるよ」という声が助け合える関係性を作っていけるのではないでしょうか。

山本先生のお話から残された時間や人と人との繋がりをより一層大切にしていこうと思えました。優しく温かみのある学年でいたいですね。

6月4日(火)GPSアカデミック・進研模試 2024年06月04日(火)14時57分

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本日の5・6限は,アスリートコースが平常通り・龍大プログレスコースはGPSアカデミック,特進は進研模試を実施しました。

GPSアカデミックは社会で必要な問題解決力を測るテストです。
単に知識の有無を問うのではなく,データや文章をもとに自身の考えを表現していくことが求められます。
試験を通して自身の得意分野もわかり,自己PRに活かすことができます。

特進コースは6月1日(土)に実施した進研模試の残りの科目を受験しました。
高3生として初めての校内模試ですが,手ごたえはどうだったでしょうか。

異なる試験ではありますが,いずれも進路実現に向けて自身を見つめなおすための大切なテストです。
わからなかったところがあれば,ただ落ち込むのではなく,次回は必ず解けるようにしっかり対策していきましょう!

本日の仏参 2024年05月30日(木)18時18分

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本日は英語専修クラスの花谷先生よりお話をしていただきました。

2つのことを話されました。

一つ目に、チャットGPTなどのAIや人工知能が発達している中、私たちは考えることをやめてはいけないということです。なにかわからない問題や事柄が起こったとき、検索すれば、答えはすぐにでてきます。そんな時代に生きているからこそ、自分が考えることや感じたことを大切にしてほしいということでした。AIとの共存社会がやってくる中で、考える習慣をつけていきたいですね。

二つ目に、「諦」という漢字についてです。「諦」の語源には、明らかに極めるという意味があるそうです。今週末多くの部活が試合をひかえています。思う存分の力をだしきったと最後胸張って言えるでしょうか。残り数日ですが、精いっぱい練習し、試合に挑んでください。

芸術鑑賞 2024年05月28日(火)19時00分

今日は芸術鑑賞で、古典落語を楽しみました。落語を聞く前に、古典落語の説明や楽しみ方について説明してもらいました。生徒による体験落語もあり、アスリートコースの生徒がチャレンジして盛り上げてくれました。落語家さんによる生の落語を2つも楽しむことができ、充実した芸術鑑賞でした。

宗祖降誕会・開校記念日 2024年05月21日(火)20時00分

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 今日は宗祖降誕会・開校記念日でした。高校3年生は講堂で法要に参加しました。法話は、親鸞聖人のみ教えの中の「そのまま救う」ということばに焦点を当てた内容であり、生徒たちは穏やかな気持ちでお話を聴いていました。
 明日から中間考査が始まります。大事な試験ですが、心を落ち着けて頑張ってほしいと思います。

本日の仏参 2024年05月16日(木)16時16分

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本日は、前回1組の上田先生に続いて、2組「プログレス理系」担任の南先生がお話をしてくださいました。南先生が考える「平和活動関連のスゴイ偉人」シリーズの1つだそうです。

ふとした時に太平洋戦争時の「特攻隊員の遺書」に触れる機会があって、心臓が揺さぶられ・胸が締め付けられるような衝撃を受けたそうです。

鹿児島の知覧からお国のために特攻隊員として飛び立ち、婚約者チエコさんの元に戻ることのなかった穴沢トシオさんの遺書の1部分…

「自分は先に逝く。私の心は、あなたの人生に幸多きことを祈る気持ちで満たされる。」

去る2006年1月、84歳になったチエコさんに、ある記者が取材を申し出た際に「私の宝物」として彼女が見せてくれたものは寄木細工のきれいな箱に収められたボロボロの煙草の吸殻…彼の唇に触れた唯一の品…だった。

同じ時代に生きて、当時のイデオロギーを共有した者にしか判断できないことなので、特攻隊員がかわいそうだとか、戦争は繰り返すべきではないとか、そういうことを一緒に考えませんかというのではありません。人はとかく自分が可愛いものなので、誰かのために何かをしてあげることは出来ても、その誰かのために生きることってなかなかできないのではないでしょうか。嫌だなと感じる対象を、潰してしまう権利は誰にもないでしょう。自分を大切にするように「自分でないもの」を大切にしましょう。

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