6月16日(火)5・6限,講堂にて「現代を学ぶ」憲法学習発表が行われました。
プログレスコースに設置された「現代を学ぶ」は,現代社会の抱える様々な課題をテーマとし,生徒たちがそれぞれ考え,話し合い,学んだことを自らの言葉でまとめていく授業です。
今回の憲法学習では,少人数の班に分かれて日本国憲法の全文に目を通し,最も大切だと考える条文について発表しました。この日は各クラスから選ばれた代表チームが講堂のステージに立ち,それぞれの推す条文についてプレゼンテーションを行いました。
どの班もただ説明するのではなく,なぜそれが大切だと言えるのか,その条文が無ければどのような社会になるのか,客観的なデータや寸劇などの工夫を取り入れ,聴く側に訴えかけるような発表を見せてくれました。
聴く側の生徒たちも熱心にペンを動かし,各発表から学べたことをメモしていました。これを受けて,今一度自身の考えをまとめ,レポートとして提出することになっています。
憲法改正とそれに伴う国民投票については盛んに議論されていますが,憲法の全てに目を通している国民はどれだけいるでしょうか。まもなく主権者となる皆さんにとって,貴重な学びになったのではないかと思います。
今後の授業では,HRクラスの枠を超えて自分が興味のあるテーマを選択し学んでいく「選択別テーマ学習」を進めていきます。大学の「ゼミ」のように,主体的に学ぶスタイルです。
また,来週6月23日にはニュース検定2級の受験も待っています。その勉強も通して,ますます私たちの生きる社会について学びを深めていってもらいたいと思います。