本日の仏参は、3組担任の平久保雄己先生です。
「人生の遠回り」をテーマにお話しくださいました。
みなさんはこれまでも結果を求めて頑張ってきていますが、高校3年生は最後の学年ですから、これまで以上に結果を出そうと頑張る時期です。その中で、自分に必要なものだけとか、効率化のみを求めすぎて無駄を排除しようとすることも時にあります。
平久保先生は、学生時代に左肩を骨折し、テニスのプレーが思うようにできなかったことがありました。ケガをおして試合に出続けたとき、初めて大きなタイトルを勝ち得たそうです。その経験をもとに次のように話されました。
完璧な道を進んで結果にたどり着くことも理想だが、実際はそう上手くいかないことも多い。高みへ行くのに遠回りも必要であり、いま与えられていることには何かしらの意味がある。将来に何が必要なのか分からないからこそ、今、無駄だと判断することはできないのではないか。遠回りであっても、実は近道であることがある。
そして、「目の前のことに全力で挑戦できる人になってほしい。」と締めくくられました。