高3生は現在、冬の取り組みとしてそれぞれの進路に向けた学習に取り組んでいます。
また、本日は講堂仏参があり、高3副担任の田嶋先生のお話を聞きました。
先生はまず、「今までの仏参の話を記憶していますか」と問いかけられました。記憶は次第に薄れていくものです。忘れないためにどうしたらいいか、皆さんもぜひエビングハウスの忘却曲線について調べてみてください。
そして本日のテーマとして「なぜ勉強しなければいけないのか」という問いを提示されました。学校で学ぶことの中には、「これは本当に将来役に立つのだろうか」と疑問を持つものも多々あると思います。確実に役に立つと断言できないことを、なぜ勉強しなければいけないのでしょう。
先生は、「知識を得ることだけが目的ではありません。学びを通して、ものごとの見方・考え方を身に付けることが大切なのです」「知識も、足りなければコミュニケーションの壁にぶつかります。もし本当に十分な知識があれば、皆さんは志望理由書を書くときあんなに苦戦しなかったはずです」と指摘されました。あらゆる学びが皆さんの人間性を形成し、人と関わるとき・仕事をするときなどに活かされていきます。
高3生の皆さんは今、具体的な進路が決まりかけている時期です。学ぶことの意義や目標が揺らいでいる人も少なくないのではないでしょうか。進む先が決まったとしても、「もう勉強しなくていい」というわけではありません。この冬の取り組み期間に学びの総仕上げをして、4月以降の新しい場所での活躍につなげてくださいね。