選特・一貫コースでは,本日31日まで夏期ドラゴンゼミを開催しました。
参加者はそれぞれの目標に向けて,教員のアドバイスを受けながら自ら計画を立て熱心に学習に取り組んでいました。
8月2日(月)からはいよいよ「学習マラソン」が実施されます。こちらは第一志望一般入試合格を目指す人が集まり,集中して自学自習に取り組むものです。
一週間という短い間ではありますが,一切の雑念を排して一日中勉強に取り組みます。辛いこともあるかもしれませんが,仲間と教員がついてます。一緒に頑張りましょう!
選特・一貫コースでは,本日31日まで夏期ドラゴンゼミを開催しました。
参加者はそれぞれの目標に向けて,教員のアドバイスを受けながら自ら計画を立て熱心に学習に取り組んでいました。
8月2日(月)からはいよいよ「学習マラソン」が実施されます。こちらは第一志望一般入試合格を目指す人が集まり,集中して自学自習に取り組むものです。
一週間という短い間ではありますが,一切の雑念を排して一日中勉強に取り組みます。辛いこともあるかもしれませんが,仲間と教員がついてます。一緒に頑張りましょう!
今日は小嶺先生のお話をうかがった。
「普通であること」
新垣結衣さんと星野源さんが結婚をした。これは「普通」なのでしょうか。私たちは「普通」という言葉をよく使います。私たちは「普通」をどのように考えているのでしょう。これを基準に考えると、「普通の人」「普通でない人」などと二分化してしまいます。すると「普通でない人」は、この「普通」という言葉にひどく苦しんでいるのではないでしょうか。
私の知人にLGBTQの人がいます。そのことを知るきっかけは、その人から「同性愛者」であることを告白されたのでした。驚き、戸惑いのようなものがあったのですが、私はその人を理解しようとし、LGBTQについて懸命に調べました。
あるとき、その人が「恋愛」についての話をしてくれました。同性愛者の恋愛は、「嘔吐物に等しいもの」と語っています。
私たちは嘔吐する場合、周囲に迷惑をかけないように我慢をします。しかし我慢が出来ず「嘔吐」してしまうのです。嘔吐してしまうと、周囲はとても迷惑そうな顔をします。直接吐瀉物がかかると、かけられた人は、とても迷惑をしています。実は同性愛者の告白も、我慢しないと…と思いながら、自分が好意を持っていることを我慢できずに話してしまいます。しかし好意を持たれた人の多くは、非常に迷惑な思いしか持たないのです。
その話を聴きながら、私はとても悲しくなってしまいました。自分の思いを、相手に伝えることは悪くないことです。しかしその人が、このような態度をとらざるを得ない状況にあるのはなぜでしょう。多くの人の価値観が「普通」であるならば、まさにこの人を苦しめているのではないでしょうか。この人を、そこまで苦しめる必要性があるのでしょうか? 金子みすゞの作品に『私と小鳥と鈴と』がある。最後に「みんなちがって、みんないい」という言葉で締め括られています。私はこの「みんなちがって、みんないい」という言葉が好きです。いつかこの言葉のように、「みんなちがって、みんないい」ということが認められる世の中が来て欲しいと思いますし、私自身、そのような社会を実現するために協力をしていきたいと思っています。
さて、今日のお話からどのようなことを考え、何を感じたであろうか。なかなか万人が受け入れることが難しいと言われるLGBTQの問題である。差別は「人の命に関わる問題」であることを理解して欲しい。この当事者として考える人がいるかもしれない。一方で、我がことではないと切り捨てる人がいるかもしれない。しかし、多くの人がLGBTQについて声をあげている時代に、何も考えず、いき過ごすことは、恥ずかしいように思う。
さて諸君は、「みんなちがって、みんないい」世界を実現するために、何を実践するのだろう。じっくり考えて欲しい。
いよいよ明日は、理数研究ミニ研究の発表会です。
前日ということもあり?
発表準備・練習を入念に行っているようでした。
先生方の指摘から、再び思考しなくてはならなかったグループもありましたが。
研究に終点はありませんが、どこかで区切りをつける必要があります。
明日はその区切り。
初の発表。
しかも、龍大の先生や理数専修コースの先輩方が、
来校であったり、オンラインでみられます。
今まで、やってきたこと・それに基づいた考えを
正々堂々と発表してください。
6月16日(火)5・6限,講堂にて「現代を学ぶ」憲法学習発表が行われました。
プログレスコースに設置された「現代を学ぶ」は,現代社会の抱える様々な課題をテーマとし,生徒たちがそれぞれ考え,話し合い,学んだことを自らの言葉でまとめていく授業です。
今回の憲法学習では,少人数の班に分かれて日本国憲法の全文に目を通し,最も大切だと考える条文について発表しました。この日は各クラスから選ばれた代表チームが講堂のステージに立ち,それぞれの推す条文についてプレゼンテーションを行いました。
どの班もただ説明するのではなく,なぜそれが大切だと言えるのか,その条文が無ければどのような社会になるのか,客観的なデータや寸劇などの工夫を取り入れ,聴く側に訴えかけるような発表を見せてくれました。
聴く側の生徒たちも熱心にペンを動かし,各発表から学べたことをメモしていました。これを受けて,今一度自身の考えをまとめ,レポートとして提出することになっています。
憲法改正とそれに伴う国民投票については盛んに議論されていますが,憲法の全てに目を通している国民はどれだけいるでしょうか。まもなく主権者となる皆さんにとって,貴重な学びになったのではないかと思います。
今後の授業では,HRクラスの枠を超えて自分が興味のあるテーマを選択し学んでいく「選択別テーマ学習」を進めていきます。大学の「ゼミ」のように,主体的に学ぶスタイルです。
また,来週6月23日にはニュース検定2級の受験も待っています。その勉強も通して,ますます私たちの生きる社会について学びを深めていってもらいたいと思います。
6月15日(火),SHRの時間を利用して講堂にて特進コース集会が開かれました。
初めに,指定校推薦の流れについて説明がありました。これからは,希望者のみが自分自身で動いていく形になります。指定校推薦を少しでも考えている生徒は今後の案内に細心の注意を払いましょう。
次いで,受験に向けて今一度自らの姿勢を問い直すように,という話がありました。一般入試であろうと推薦入試であろうと,皆さんは平安高校の生徒として受験に臨みます。勉強は,足りているでしょうか。平安生として,恥ずかしくないふるまいができているでしょうか。問いかけられて,どきりとした人も多かったと思います。
夏は受験の天王山です。悩みがあったり辛かったりするときは,安易な方法に逃げずぜひ教員に相談してください。後悔しない1年にするために,一致団結してこの夏を乗り越えましょう。
6月8日(火),人権学習及び主権者教育講演が実施されました。
1限目の人権学習では,京都産業大学教授の伊藤公雄先生にご講演いただきました。
ジェンダー平等の実現において,他の先進国に比べ日本は大いに遅れています。では,日本は昔から男尊女卑の根強い国だったのでしょうか。
伊藤先生は神道の最高神や夫婦別姓の実例を取り上げ,近代以前の日本では決して女性の地位が低くなかったことを高校生にも分かりやすく説明してくださいました。
現代日本には根強いジェンダー格差が存在し,それが少子高齢化をはじめとする社会の停滞を招いています。ジェンダーなどのカテゴリーを越えてすべての人が自分らしくいられるような社会を実現するために,自分たちにできることを考えてほしいと思います。
6限目の主権者教育では,龍谷大学法学部の鈴木達也教授にご講演いただきました。
2022年4月より,日本の成人年齢が18歳に引き下げられます。それが間近に迫った今,まもなく成年を迎えることになる高校3年生に対し,主権者として知っておくべきことを身近な例を挙げながら説明していただきました。
権利が生じるということは,責任も生じるということです。法律上未成年ゆえに守られていた部分も,成年になると自己責任になってしまいます。主権者としての自覚を持ち,自分の身を自分で守ることができるように学びを深めていきましょう。
本日は,宗祖降誕会及び,開校記念の行事に参加しました。
中村啓誠先生を講師にお招きし,講堂にてご法話を拝聴しました。
親鸞聖人の鸞という字は,中国の伝説上の鳥を表します。鸞はとても大きく綺麗な鳥ですが,雛の時はそれはみすぼらしい姿をしています。容姿の違いから親を親とは思えずに拒絶してしまう雛のために,親鳥は自らの体を泥で汚して餌付けするそうです。
親の素晴らしいところの一つは,「子のためなら汚れを厭わない」ところだと思います。
詩人の星野富弘さんは,教師だった頃事故により首から下の感覚を失いました。自力で排尿することもできないため,膀胱にカテーテルをつないでいるそうです。このカテーテルが詰まってしまった際,星野さんのお母様がカテーテルを吸ったり吐いたりして詰まりを解消したことがあったそうです。お母さんじゃないとできないだろうなと思います。
本日は降誕法要ですが,降誕には「降(くだ)って来てくださった」という意味が込められています。宗祖降誕会は,親鸞聖人が私たちのために,私たちに合わせて生まれて来てくださったことを感謝しお祝いする日なのです。また,自分が生まれて来た日は,お母さんが自分を生んでくれた日でもあります。誕生日を祝うとともに,誕生させてくれたお母さんに感謝する気持ちを思い出したいものです。
子のための思いや親への感謝は,相手を思い,相手に合わせる心と言えます。たとえ親子でなくても本当に大好きな相手ならば,相手に合わせて考え行動できるはずです。もし拒絶されてしまったとしても,相手に寄り添うことで,自分の心に寄り添うこともできるはずです。
さて,私たちは日頃,大切な相手を大切にできているでしょうか。ついついぞんざいな扱いをしてしまうことはないでしょうか。生まれてから今に至るまでに多くの人と知り合ったように,大人になるということは,多くの人と関わっていくことだと言えます。その過程で,相手に感謝し心を合わせることを忘れてはいけません。相手を慮ることが,自分の心を大切にすることにもなるのです。今一度,自分や相手の心を見つめてみましょう。掬いきれていない思いや頭ごなしに否定しているものはありませんか。相手の心に寄り添うい,自分の心を大切にすることで,より豊かで穏やかな気持ちになれることに気づけると思います。