学園祭後、9日に平常授業が始まり、本日から朝テストも再開しました。これで本格的に平時の学校生活に戻りました。
生徒たちも本来の学習活動に対する姿勢を取り戻し、一生懸命に朝テストに臨んでいました。
本日6限目のLHRで、龍大被推薦者ガイダンス②が大宮学舎で行われました。
高大連携室の吉本先生から、これからの過ごし方、姿勢について今一度確認していただき、これから必要となる校内手続きについても説明していただきました。
選特のみなさんも同じような説明を受けていました。
受験準備です。くれぐれもミスや提出遅れなどが無いように、身を引き締めて取り組みましょう。
男子綱引きでは、各チームが力自慢を結集しました。声援に応えて力自慢の男子生徒たちが大いに活躍しました。
女子のダンスでは、女生徒がこの日のために練習したパフォーマンスを披露しました。女子がダンスを披露すると男子生徒は親衛隊さながらの声援を送っていました。
本日4限目終了後に講堂で、学校長から龍谷大学への推薦されることが決定した被推薦者が集まり、第1回目のガイダンスが行われました。
まず牧野進路部長から、いよいよ始まる龍谷大学入試の出願についての説明を受けました。牧野先生は開口一番に「龍谷大学への気持ち、モチベーションはどれくらいあるか?」と問われました。何事でも、楽しみなこと、期待していることに対しては、誰でもたのしく一生懸命に取り組めるものです。これから始まる出願の手続きも同じです。
自分のこととして、聞き漏らすことなく、お話を聴けましたね?
続いて西村学年部長から、①現状の皆さんの様子を見ていて気になる点についてのお話、それから②目前に迫った学園祭での活躍を楽しみにしているというエールを頂きました。
耳の痛いことを言ってもらえる事は、幸せなのですよ!
皆さんのことを「どうでもいい」と思っていたら、注意などしません。 皆さんは人から注意してもらえる、最後の年代にさしかかっています。注意は素直に受け入れてほしいものです。
明日は高3生の身装検査が行われます。注意を聞き入れて、検査にかかる人がいないことを願っています。
学園祭まであと5日になりました。各クラスでは着々と準備が進められている様で、自クラスの模擬店を飾る看板や装飾作りを下校時間ぎりぎりまで熱心に作っています。
クラス全員で意見を出し合って楽しくオリジナリティ溢れる店構えを作ってください。
本日プログレス文系の3,4限目は現代を学ぶでした。講演第2弾は、宇治市在住の布川庸子先生による「あの戦争を伝えたい」でした。
布川先生は昭和9年生まれの82歳。小学校5年生の時に京都で終戦を迎えられました。小学校1年生、2年生の時の絵日記、という貴重な歴史史料も映し出しながら、熱く熱く語りかけて下さいました。まだ幼い小学2年生の時にして、すでに日記には「大東亜戦争に勝てるように」などと、ある意味で違和感を感じさせるような難しい言葉を記されていて、教育の恐ろしさも感じさせられました。
先生は疎開されることなく京都で戦時中過ごされたので、空襲を受けることなく、ご自分でも「戦争によるむごい体験はしていない」と話されていました。それでも極度の食糧・物資不足、などを体験されました。最後の質疑応答では、当時の食料についての質問に答えて頂きました。
また、戦後に修身や国史の授業が停止され、教科書の指示されたページを自分で墨で線を引かされた事も話してくださいました。
みなさんには、前期の授業で、「戦争を経験していない者が戦争を語り継ぐことはできるのか」という問いを考えてもらいました。全体では、
YESが58.5%
NO が41.5% でした。布川先生は、「まず聴くなり、調べるなりして知ってください。そしてその事を、自分と関わることとしてとらえて考えてほしい。そして知ったからには伝える義務がある。」と答えてくださいました。
今日、布川先生が蒔かれた種がみなさんの中で発芽し、いつか結実することを願っています。
なお、布川先生がご著書『あの戦争を伝えたい』を本校の図書館に寄贈してくださいました。ぜひ手にとってみて下さい。挿絵は先生の切り絵です。
3年8組の本日の3、4限は「理数研究」の中間発表が各グループごとに行われました。
生徒たちは自らテーマを選び、実験を行い、結果を資料にまとめ、発表を行いました。生徒間での質疑応答も行われ、発表はどのグループも活発的に行われました。
化学分野ではアミラーゼの反応をめぐる発表
生物分野では身体能力と生活習慣の相関関係
物理分野では水風船が落下する重力の測定などが主な発表のテーマでした。
最後は進路部の牧野先生による講評で終わりました。
3年8組の生徒たちの大半は龍谷大学への進学を目標としています。大学での学習はこれまでのものとは形式が大きく変わります。学んだことを大衆の面前で発表することはその一例です。学生にはインプットはもちろん、社会へのアウトプットができる力が求められます。「理数研究」は高校生活で学んだものの集大成であり、大学生活の第一歩です。生徒の学びが発展していくことを願います。